田舎者
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いなかもの
田舎育ちの人間。物を知らない、洗練されていないという意味の蔑称または自らを卑下して用いる語である。
田舎で生まれ育ったという野生的な雰囲気を醸し出しているような人のこと。よく言えばワイルド系といえるが悪く言えば「洗練されていない」「野暮ったい」「世間知らず」「蛮族」と扱われる。寧ろ野生的な豪快さよりもマイナス面の影響が大きく、英語でもcountry bumpkinなどという言葉があり、「田舎者」が馬鹿にされるのは今も昔も、洋の東西を問わず普遍的なようだ。
ただし出身地よりも性格面で「田舎者」と断定されるケースの方が大きい。
一方で少年漫画や特撮の主人公は生まれ育った環境の有無にかかわらず性格が都会的でないケースが大半を占めている(少なくとも熱血漢や番長気質なタイプにその傾向がある)。
都会の人間を馬鹿にした言葉は田舎と比べて少ないが、戦時中・戦後の一時期「疎開もん」という都市部から疎開してきた人を蔑む言葉はあったという。
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