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フランスの妖怪

ふらんすのようかい

フランスで伝承されている妖怪で、ヨーロッパ全域と同じく妖精やドラゴン、巨人、魔女などが知られるが固有名を持つ者も多い。
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概要編集

フランス及びフランス語文化圏で伝承されている妖怪で、ヨーロッパ全域に伝わる妖精ドラゴン巨人などについてが知られているが、文化的なものかそれぞれ固有名を持つ者が散見される。


フランスはヨーロッパの西部に位置し、古くからクロマニヨン人が住んでいたという洞窟では様々な動物を神格化した壁画が残され、ローマ帝国ガイウス・ユリウス・カエサルが遠征後に著したと伝わる「ガリア戦記」で、この地に住んでいた大陸ケルト人として知られるガリア人の文化や信仰についてを記録している。


ローマ帝国の崩壊とゲルマン人の大移動によりフランク王国が起こり、西フランク王国と呼ばれた地域がフランスの礎となる。


中世においては騎士伝説などをモチーフとした叙事詩やロマンス文学が書かれ、その中には騎士や聖人によって退治される邪悪なドラゴン人喰いのオウガなどの魔物が登場している。


人口増加と生活様式の変化により蔓延したと考えられる黒死病は、人々の死生観に大きく影響を与え、「メメント・モリ(死を想え)」と「ヴァニタス(人生の空しさ)」の哲学は死神病魔の存在を実感させた。

さらに病を流行らせるとされた魔女や、その使い魔であるとされた猫などに対する恐怖感や怨嗟が蓄積されていく。


またカトリックプロテスタントの対立による宗教革命は内戦を招き、現代のマスメディアにも連なる、プロパガンダ的な怪物の風刺画で敵対者を揶揄するという文化を生み、経済学者・法学者でもあるジャン・ボダンが著した魔女狩り手引書『デモノマニア』はヨーロッパに魔女狩りの嵐を吹き荒れさせた。


フランス王国の王政時代が長く続いたが、他国に先駆けたフランス革命によって多くの王族や貴族が断頭台の露となり、悲劇をモチーフにした怪異譚が語られるようになった。

その後台頭したナポレオン・ボナパルトには、都市伝説めいた逸話が多いことも知られている。


一般的なイメージとしては、欧州の中でも洗練された文化を持つ国とされており、妖怪・魔物的な存在が登場する文学作品や博物誌などが他国にも影響を与えているようである。

なお、各地に伝わる民話伝承の中で代表的なものはシャルル・ペローによって「ペロー童話」としてまとめられた。


コラン・ド・プランシーによって悪魔の王国を議会制国家として描き、他国のオカルト的な事項もまとめた『地獄の辞典』は有名で、その後の創作に多くの影響を与えている。


植民地としていたアフリカカリブ海などの国々においてもフランス語の様々な怪異についても語彙も伝わったが独自の伝承も見られるという。


なおメイン画像は、pixivユーザーでもある漫画家クリストフ・クリタ氏による、フランスの妖怪伝承を描いた漫画作品『ラファイェット教授のフランス妖怪噺ゴルゴラ』である。


一覧編集

  • アンドリアーグ(Andriague):グリフォンのような有翼馬。
  • エプヴァンタイユ(Épouvantail):恐ろしいものという意味で案山子のこと。この単語は子脅しの怪物としても使用される。
  • エルブデガルモン/エルブ・デガルモン(Herbe d'Égarement):錯乱の草という意味。これを踏むと道が分からなくなり何時間もぐるぐる歩き回ってしまう。
    • アリヨトン/アル・ヨトン(Ar Iotan):黄金の草。ブルターニュでの呼び名。グローワームのように輝く精霊が宿っており人々を道に迷わせる。
    • エルバアディレ/エルブ・ア・アディレ(Herbe à Adirer):アンジューでの呼び名。
    • エルバラルキュル/エルブ・ア・ラ・ルキュル(Herbe à la Recule):引き返しの草。ブザンソンでの呼び名。
    • エルブデトゥルヌ/エルブ・デ・トゥルヌ(Herbe des Tournes):転向の草。サントンジュでの呼び名。
    • エルブドゥブリ/エルブ・ドゥブリ(Herbe d'Oubli):忘却の草。ブルターニュとロレーヌでの呼び名。
    • エルブドンゲール/エルブ・ドンゲール(Herbe d'Engaire):ベリーでの呼び名。広大な平原に生えており、これを踏むと完全に道を見失ってしまう。
    • エルブモディット/エルブ・モディット(Herbe Maudite):呪われた草。サントンジュでの呼び名。
    • エルブロワイヤル/エルブ・ロワイヤル(Herbe Royale):女王の草。サン=マイユーでの呼び名。馬さえも道に迷わせる。
    • トゥルモンティーヌ(Tourmentine):フォレでの呼び名。12時間も方向感覚を失わせる。
  • オモワゾー/オム・オワゾー(Homme Oiseau):ラスコー洞窟に描かれた鳥人。
  • ガーゴイル:ノートルダム寺院の石の雨樋に彫られた悪魔像。姿は下記のガルグイユがモデルといわれる。

ガーゴイル

  • グラドロン(Gradlon Meur ):海に沈んだ伝説の都市イースの王。
  • グリグリグルダンムニュフルタン(Grigrigredinmenufretin):フランス版ルンペルシュティルツヒェンのこと。
  • コケット(Coquette):小悪魔のような女性。
  • コレド(Korred):小巨石遺跡の地下に住むしわだらけの姿をした妖精。貨幣を自分で作るほど家事仕事が得意。
  • サラマンドル/サラモンドル(Salamandre):サラマンダーのこと。サラマンドルの息は人間の皮膚を膨れ弾けさせるという。
    • オンフルブフ/スフレ(Enfleboeuf, Soufflet, Souffle):オンフルブフは牛膨らまし、スフレは鞴という意味。オーヴェルニュに現れるサラマンドル。牛を膨らませて殺すという。
    • クラポー(Crapaud):蟇蛙のこと。プロヴァンスの蟇蛙は息で鳥を殺すという。シェールの蟇蛙は口を大きく開けて蜜蜂を巣の外から吸い込む吸引力の持ち主とされる。
    • スフレ(Souffle):息という意味。ピュイ・ド・ドームに現れる小さな蛇もしくは山椒魚。これが吐いた息を最初に見たものは死んでしまう。
    • ルブロード(Lebraude):黒と黄色の蜥蜴もしくは山椒魚。1日に一度しか息をしないが、その息は凄まじい猛毒。息に触れば人間も動物も即死し、草木も枯れてしまう。
  • ジェヴォーダンの獣/ベート・ドュ・ジェヴォーダン(Bête du Gévaudan)
    • シャズの獣(Le Loup de Chazes)

ジェヴォーダンの獣 2

  • ジェアン/ジェアーン/ジェアォン(Géant):巨人のこと。
  • ジャン・ド・ルルス/熊のジャン(Jean de l'Ours)
  • シレーヌ(Sirene):セイレーンもしくは人魚のこと。
  • ステラ(Stella):ピエール・ボエスチュオー『驚異の物語集(Histoires Prodigieuses)』に記述があるヒトデの妖怪。ステラは非常に高温なので、触ったものは何でも燃えて溶けてしまう。マグローヌの海岸に直径約30cmのステラが打ち上げられていたこともあった。
  • ストレーグ:フランス領コルシカ島に住むという吸血鬼。

センシティブな作品

  • ソトレ(Sotret):食器や家具をが騒がしく鳴らすお化け。

歩き食いソトレ

  • ダーム・ヴェルトゥ(Dame Vertes):ジュラ地方で伝承される森や泉に住む「緑の貴婦人」。
  • デュフォン(Duphon):ワシミミズクのこと。馬の鬣を編んだり、女性を抓ったり、様々な悪戯や騒乱をもたらす。
  • トゥスー・ジョーヌ:沼地でうめき声を上げる、小舟に乗る痩せこけた意地悪婆さん。
  • トライクース/トレクシュ(Traîcousse):アルデンヌなどの水域に棲む蟹のような人喰い怪物。
  • バーベガジ/バルブ・グラセ(Barbegazi)
  • ピコラトン(Picolaton):怠惰な子供の尻を鋭いクチバシでを突いたり挟んでくる怪鳥。
  • ビゴルヌとシッシュファス(Bigorne and Chicheface):バイコーンの起源とされる善人を喰らう人面獣。
  • ピルウ/エル・ピルウア・ラン(Pilou,Er-pilour-lann):木槌で叩いたような音を立てる不可視の幻獣。

Pilou

  • ヒュッツェラン:アルプスのヴォー地方に住む怪物。歌ったり口笛を吹きながら通りかかった者に襲いかかり手足をもぎとってしまう。
  • ファイェット(Fayette):小妖精という意味。夜は月下で洗濯をし、夜明けには霧のように消え、昼はモグラの姿で庭園破壊を楽しむ。現在はフランス東部のフォレ地方に棲むが、元は地中海でのキリスト教の発展により逃げてきたギリシャのニュンペーの子孫であると考えられている。
  • フィエスドル:シャンパーニュの羊飼いに恐れられる、羊の鳴き声で惑わし襲ってくる魔物。
  • フェ(Fée):妖精のこと。童話や民話に登場する者は善性の魔女として仙女とも訳される。
  • フォレッタ(Folletta):妖精や小悪魔のこと。
  • ブーグル:セイント・クルマンの沼の洞窟に住む魔物で、邪魔者は沼に沈められれてしまう。
  • プレッシナ:アルバニア王との間に下記のメリュジーヌを生んだ泉の精霊。
  • ペトゥ(Peteu):幅広い翼を持った巨鳥で、鋭利な嘴の周りに鞭のような羽根を生やしていた。巨鳥だがその体のほとんどは羽根らしく、羽根を剥がすと体重は4オンス以下だった。
  • ペール・フエタード(Père Fouetterd):聖ニコラウスに同行するムチ打ち爺さん。
  • マゴニア(Magonia):天空にある大陸およびそこの住人。
    • テンペスタリイ(Tempestarii):マゴニアと共謀する嵐を呼ぶ技を持つものたち。
  • マタゴット/マタゴ(Matagot):化け猫のこと。“マタゴ”と読むのが正確な表記。
  • 魔火
  • ムリヨシュ/ムリョーシュ(Mourioche):夜遅くに出歩く子供を食べる、人狼ともいわれるせむしの道化師姿の魔物。
  • ラヴォンディエール・ドゥ・ニュイ(Lavandière de Nuit):夜の洗濯女。背が高くて痩せこけた老婆の姿をしている。間引きをした女性はこの妖怪になり、間引いた赤子の産着と屍体を洗い続けなければならない。
    • コンネレズ・ノース(Kannerez-Noz):夜の歌い手、ブルトン語での呼び名。洗濯をしながら歌うという。井戸の中で歌い、男性を誘惑して溺れさせるともいう。
    • トゥルドゥ(Teurdous):縒る者という意味。ブルターニュのディナンに現れる。トゥルドゥは男性の姿をしており、洗濯はしないが、人間の洗濯女を見つけると洗濯物を絞るのを手伝うと言ってくる。だが、それに応じるとトゥルドゥは洗濯女の腕を折ってしまう。
  • リカベール・リカボン(Ricabert-Ricabon):トム・ティット・トットの類話に登場する妖怪。
  • ルー・ガルー(Loup-Garou):人狼のこと。その名はカリブ海西インド諸島にも伝わり、様々な怪異を指し示すのに用いられている。

センシティブな作品


人喰い鬼編集

  • オーグル(Ogre):オウガのこと。
    • クロックミテーヌ/ミトンをかじる者(Croque-Mitaine):兵隊の格好をしたサーベルを持つ老人喰い鬼で、背中に背負った袋に悪い子を入れて連れ去ってしまうブギーマン。
    • バボー/バブ-:南フランスの人喰い鬼。
    • ハンス・トラップ:アルザスの人喰い鬼。
    • ピエール・ヤン・クラエス:フランドルの人喰い鬼。
    • ピエール・ル・ノワール:ベルギーの人喰い鬼。
    • フエタールじいさん/リュスチュクリじいさん:名の知れた人喰い鬼。
    • クランピュス/ズワルト/ピエテ/リュッペルス:フエタールじいさんの別名。
    • 人喰いサンタクロース:悪い子供のところに来るフエタールじいさんが化けた偽サンタクロース。

小人編集

  • コリガン:魔法の力を持つ小さな二本角を持つ小人。
    • コルニカネド:森に住むコリガン。
    • コリル:荒野に住むコリガン。
    • プルピカン:沼地に住むコリガン。
    • トゥーズ:わら葺き屋根の家に住みつくコリガン。
  • ファルファデ:小人のこと。
    • ラチューズ:家の中に住む毛のない小人
    • ルータン/リュタン(Lutin):馬や農作物にいたずらする小人。

ドラゴン編集

センシティブな作品

ガルグイユ

  • グラウリ(Graoully):メッス市にあるローマ様式の円形劇場に住んでいたドラゴン。聖クレメンスに退治された。
  • グラングール(Grand'Goule):ポワトゥー地方に現われ修道女を喰らったドラゴン。聖ラデゴンドに退治された。
  • コドリーユ/コカドリーユ/ココドリーユ/コカトリ(Codrille, Cocadrille, Cocodrille, Coquadrille, Cocatris):コカトリスっぽい名前だがコドリーユはドラゴンだとされる。牡鶏が産んだ黄身の無い卵から長い紐のような蛇の姿で生まれ、足が生えてサラマンダーの姿になり、生後七年で頭の上に輝く宝石が付いており翼を生やした巨大なドラゴンの姿をした成体となる。視線で人間を即死させたり、夜中に不気味な笛の音のようなを立てたり、空を飛んで通過するだけで疫病をもたらしたりする。
  • セルポン/セフポン/セルパン(Serpent):大蛇の怪物。ある晴れた朝、フランス中西部のポワティエに位置するクイユ・エギュという地域の地下貯蔵庫に大蛇が現れた。鋤、鶴嘴、園芸道具を持った人々に攻撃された大蛇は亀が殻に籠るかのように頭を体に引っ込めた。だが、大蛇は頭部破壊されない限りはその体を切断されても再生することができてしまう。この大蛇も人々の攻撃で体は切り刻まれて挽肉のようにされたが、頭部は逃げてしまったのか探しても見つからなかった。
  • タラスク(Tarasque):タラスコンに住む山猫もしくは獅子頭を持つ亀の甲羅に6本足を生やした邪悪なドラゴン。聖女マルタによって身動きをとれなくされ、街の人々に倒された。

タラスキュ

  • ペルーダ/ヴリュ/毛むくじゃら(Peluda, Velue):蛇のような頭を持ち、亀のような身体全体に毛の生えたドラゴン。

ペルーダ

  • マウォ(Mahwot):アルデンヌのムーズ川に棲む子牛ほどの大きさのトカゲのような魔物。
  • メリュジーヌ(Melusine):ポワトゥー地方で伝承される蛇女。

センシティブな作品

  • ル・カルコル/カルコル(Lou Carcolh, Carcolh):カタツムリのような殻に入ったドラゴン。
  • ロ/ベットロ(Rô, Bete-Rô):ポワント・ド・ルーの洞窟に棲んでいた龍。翼を生やした体、鱗に覆われた長い尾、そして人間並みの頭脳で罠も仕掛けられるという狡猾な悪龍だった。

魔女編集

  • ソルシエール(Sorcière):魔女のこと。
    • サウジーネ(Sausine):ラブール地方のサバトに現われたという自称サタンの第一夫人である巫女。
    • ジャンヌ・ダルク(Jeanne d'Arc):異端審問で有罪となり魔女として火刑にされたが、死後に無罪とされ1920年には列聖された。
    • ミュカレ:月を落とす力を持つという魔女。
    • ラ・ヴォワザン/ラ・ヴォアザン(La Voisin):17世紀に実在した魔女といわれた女性。

La Sorcière妖女梅信女


悪魔編集

うこばく!悪魔ベルゼブブ様こいつレオナール


死神編集

L'Ankouラフ画爆弾その292070年のエクレアとお婆ちゃん


亡霊編集

  • ファントム(Fantôme):幽霊のこと。
    • オム・ルージュ/赤い男(Homme Rouge):チュイルリー宮殿に現われる、目撃した王は死を遂げるという、赤髪・赤い服で首には蛇を巻き、骨で造られたアクセサリーで身を飾る男の亡霊。
    • カンネレーズ・ノズ/夜の洗濯女:夜に洗濯をしている女の亡霊で、近づいた者を溺れさせる。
    • ファントム・ドゥ・トリアノン/トリアノンの幽霊/ヴェルサイユの幽霊(Fantômes du Trianon):19世紀にプチ・トリアノンで目撃されたマリー・アントワネットらの幻影。
    • ヤンク・アナ・オド/浜辺のジャック:ブルターニュ地方に伝わる、3回「イウー!ウー!」と陰気な声で呼びかけてきて、答えてしまうと首を締められるか溺れさせられる。
    • パオトル・ペンネルロ:コレ神父の報告にあるキプロン付近の海に現われる亡霊。波にさらわれた者を運んでやるとからかい溺れさせる。

ペロー童話編集

  • ラ・バルブ・ブル/青髭(La Barbe Bleue)
  • ル・プティ・シャペロン・ルージュ/赤ずきん(Le petit Chaperon Rouge)
  • ル・プティ・プセ/親指小僧/親指太郎(Le Petit Poucet)
  • ル・シャ・ボテ/長靴をはいた猫(Le Chat botté)
  • レ・フェ/仙女たち(Les Fées)

赤ずきんどーわ青髭公カラボスの予言


文学作品編集


その他編集

空気中の悪霊 幻想生物98

  • ジャミラ:遭難したが救助が行われなかったために、赤ん坊のような声で啼く怪物と化して帰ってきた宇宙飛行士。
  • ジョニー・ダン・ル・ブルイヤール(Johnny dans le brouillard):ギターの音色による催眠術を得意とするエリート吸血鬼。
  • ジル・ド・レ
  • 聖火の人
  • セレベスの象
  • ダダ:顔は三面のプリミティブアート、身体はオプアートの怪人。
  • トンネルの怪物/氷づけの翼竜:1856年にサンジジェからナンシーへのトンネル工事中に、石灰岩の中から発見されたという生きた翼竜。一声鳴いて死に、政府により隠蔽されたという。
  • 蜻蛉の精
  • デモン・ドゥ・ラプラス/ラプラスの悪魔(Démon de Laplace):卓越した計算能力を持つために、未来を完全に予測することができるという悪魔。
  • ドドンゴ(Dodongo):姿が見えない悪魔ベエモットの乗騎魔獣。
  • 泣く蜘蛛
  • ナジャ
  • ニコラス・フラメル
  • ノストラダムス:偉大な占星術師・錬金術師でもある医師で多くの予言を的中させた。
  • 歯ぬきがい骨:昭和期の怪奇系児童書で紹介される、寝ている者の歯を抜いて苦しめるという骸骨の魔物。
  • 百頭女
  • ヒューメイン・ジューヌ/黄色い人(Humain jaune):大きな戦争が起こる前に目撃される怪人。

センシティブな作品

  • ファグア湖の怪物:新聞に掲載されたチリに現われたという怪物で、正体はマリー・アントワネットの風刺画にキャプションを付けたもの。
  • フォンゴノング(Fong-Onhang):『地獄の辞典』に記述がある幻獣。フォンゴノングは中国に伝わる伝説の鳥でありフェニックスとほぼ同じ性質を持っている。女性たちはこの鳥の図像が施された服飾でその身を飾るといい、その富と資質に応じて金・銀・銅のものを身に付けるという。おそらく、鳳凰(フォンホァン)のことと思われる。
  • フランソワ・プレラーティ
  • フリージュ:何千年も前からフランスの歴史を見続けてきた一族の一人。
  • ブルトン:四次元空間を操るテトラポットとイソギンチャクを混ぜたような怪物体。
  • ペスト・ドクトゥール/ペスト医師(Peste Docteur):本来は医者であるがペストマスクに黒衣という異様な姿のため、後の時代の創作では怪人や魔物のモチーフとされる。

(●∈ ●)


参考編集

外国の妖怪のフランス語での訳名編集


関連タグ編集

フランス語 フランス史 ケルト人 ガリア人 ガリア戦記

シャルルマーニュ伝説 ローランの歌 地獄の辞典


外国の妖怪 ヨーロッパの妖怪 ベルギー妖怪 ドイツの妖怪

アフリカの妖怪 南米妖怪 アメリカの妖怪


シュルレアリスム フォービズム ダダイスム

澁澤龍彦 実相寺昭雄

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