カーマニア
かーまにあ
自動車のドライブやサーキット走行をしたり、レストアやメンテナンス、カスタムなどを楽しんだり、モータースポーツの観戦や、写真撮影や資料の収集などその楽しみ方は幅広い。
鉄道ファンやバスファンと同じく「乗り物オタク」の一ジャンルであるが、一般人でも実物の車両の所有や運転が容易という点でこれらとは根本的に異なる。しかしミニカー収集、プラモデル製作など実車以外もカーマニアの趣味の範疇に入り、18歳未満などで運転免許を持っていなかったり、大人でマイカーを持っていなくても、自動車という対象に興味と情熱を持っていれば立派にカーマニアである。なお、個人での所有が困難なバスや重機も自動車であるが、こういった大型車のファン層はカーマニアと区別されるのが一般的なようだ。またバイク好きもカーマニアとはあまり呼ばれないが、二輪車も四輪車も好きという人は多い。
カーマニアは和製英語で、英語ではcar enthusiastといい、エンスージアストとかエンスーなる呼称もある(enthusiastは「熱狂的な支持者」を指し、本来は自動車趣味人のみを指さないのだが)。
なまじ実車の所有が可能という事情から、旧車などのレストアや収集にハマると底なし沼でお金がかかる趣味でもある。
なお高級車や高級スポーツカーは社会一般ではステータスという一面もあるが、カーマニアは見栄ではなく純粋に好きだから所有するので、スーパーカー好きなカーマニアは衣食住に困窮していても所有するし、大金持ちでも古い軽自動車を愛したりする人もいる。
かつては自動車の魅力として「速さ」が注目されがちだったこともあり、走り屋のような無謀運転ドライバーと同一視されがちな傾向があったが、速く走ることに興味がない人も多い。近年のスポーツカーマニアは公道ではほとんど飛ばさず、制限速度内でのんびりと運転を楽しむ傾向が強くなった。