ある程度時の経った絶版車のことを、愛着と尊敬の念を込めてこう呼ぶ。主に1960年代〜1980年代前後に登場した車がこう呼ばれ、さらに古くなるとクラシックカーとかヒストリックカーと呼ばれるようになる。
また1980年代(場合によっては1990年代前半も)の車両は「ネオヒストリック」「ハチマルヒーロー」等と呼ばれることがある。
タグとしては,当該カテゴリの車両を描いた時に付けるものである。
「旧車」ってどれくらい経ったクルマなの?
どの年代を旧車とするかについては議論がある。
メディアなどでの取り扱いはおおむね
1950年代以前:クラシックカー
1960~1970年代:旧車
1980年代〜バブル期:ネオヒストリック
バブル崩壊後:旧車ではない
となる傾向がある。
一応の目安としてスカイラインを例に取ると、こうなる。
クラシックカー:該当なし
クラシックカーと旧車のボーダーライン:初代(1957~1963)
旧車の王道:2代目、ハコスカ、ケンメリ、ジャパン(1963~1981)
ネオヒストリック:R30、R31、R32(1981~1993)
旧車ではない:R33以降(1993~)
とは言え絶対的な基準もなく、また時間は流れ続ける。どのモデルを旧車とするかに世代間で隔たりが発生するのは避けられないと言える。
実際「高速有鉛デラックス」2016年4月号ではR33と生産時期が重なる3代目カリーナED(1993~98)をネオクラシック扱いしており、上記の目安もだんだん当てにならなくなってきている。
またサニトラやビートル、ミニ、初代デボネア、FD3SRX-7のようにモデルイヤーが異常に長い車種の場合は余計に事情が複雑となる。例えばFD(1991~2002)の場合、初期型を基準にするならネオヒストリックカーと言える。しかし生産終了年を基準にすると全く旧車ではなくなる。