概要
“凍っている髭”という意味の名を持つ、スイスからフランスの国境付近のアルプス山脈に住んでいるとされるとされる男の冬の妖精。
小人の妖精で、彼らは夏の間は冬眠しており、その冬の最初の雪が降る気温が氷点下になる時期になると姿を現すといわれている。
その姿は土の精霊であるノームに似ているが、髪や髭はまるで氷柱の様に見えるとされ、氷柱の髭が溶けると普通の髭が生えてくるといわれる。
雪の上でも足が沈まないように大きな足をしており、この足で雪原を素早く走り回るほか、これを使って穴を掘り、直ぐに隠れることが出来るとされる。また、白い毛皮を着ており、その「ホーホー」という声で遠隔地と交信する事も出来るといわれる。
また木が生えていない土地では短時間しか生きていることが出来ないとされ、雪崩が来ることを呻き声で登山家たちに警告することもあるといわれている。
魔導物語及びぷよぷよシリーズにおけるバーベガジ
髪や髭といった全身の毛が凍結し、氷柱と化している原始人の様な容姿の氷の精霊。
よそ者を嫌って寒いところに住んでいる為、いつも風邪をひいている。
女神転生シリーズにおけるバーベガジ
初出は『真・女神転生』で、種族は食人などを行う邪悪な人型怪物が所属する「邪鬼」。『真Ⅰ』以降登場作品に恵まれず、『ラストバイブル3』ぐらいしか登場していない。
元の伝承では小人であるが、妖精トロールの色違いの尖った鼻を持つ赤髪の緑の巨人という姿で登場し、金子一馬氏の公式イラストでは棍棒を持つ野蛮そうな姿で描かれている。
ブフ系魔法を得意とする氷の魔で、氷結系や状態異常攻撃が効きにくい代わりに、アギ系やハマ系魔法に弱い。
シナガワにおいては、道を塞ぐ悪魔使いに8体同時で呼び出される中ボスとして戦うことになる。