ピクシブ百科事典は2023年6月13日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

目次[非表示]

『博物誌』

同名の書物等が複数存在する。


大プリニウス

本名はガイウス・プリニウス・セクンドゥス。であるガイウス・プリニウス・カエキリウス・セクンドゥスを養子としており、後世において両者を区別するため伯父を大プリニウス、甥を小プリニウスと呼び分けるようになった。

軍人としてゲルマニア遠征従軍、ローマに帰国した後は属州総督を歴任する傍ら、ストア派哲学に基づき「自然界に対する理解」を追求し、『博物誌』の他にも歴史軍事弁論術や言語に関わる多くの著作活動を行ったが、『博物誌』以外は現存していない。

プリニウスの『博物誌』

原題はラテン語で "Naturalis Historia" 。
全37巻からなる「すべての古代の知識を網羅する書物」であり、ヘロドトスアリストテレスといった先人たちの著作を参照・引用した部分も多い。

天文学数学地理学、民族誌学、人類学、人間生理学動物学植物学農業園芸薬理学鉱業鉱物学彫刻芸術、および貴石までのあらゆる知識を網羅している。

また神話伝承上の怪物等に関する記述も多々含まれ、(おそらくは実在した動物等に関する情報の混乱や誤伝達から創造されたと思われる)新種の怪物もこの『博物誌』でデビューしている。
コバンザメ(レモラ)やアメフラシは超常的な能力を持つ幻獣として記載されている。

『博物誌』の怪物たち

以下、『博物誌』に記載された幻獣聖獣珍獣異人種およびの中で独立記事が存在するものを列挙する(アルファベット順)。

アンフィスバエナ(Amphisbaena)
アピス(エジプト神話)(Apis)
バシリスク(Basiliscus)
ブレムミュアエ(Blemmyae)
カトブレパス(Catoblepas)
キマイラ(Chimaira)
ドラゴン(Draco)
レウクロコタ(Leucrocota)
マンドラゴラ(Mandragora)
マンティコア(Mantichora)(メイン画像)
ユニコーン(モノケロス)(Monoceros)
ネレイス(Nereis)
ペガサス(Pegasus)
フェニックス(Phoenix)
ピュラリス(Pyrallis)
サラマンダー(Salamandra)
スキヤポデス(Sciapods)
スコロペンドラ(Scolopendra)
スフィンクス(Sphinx)
トリトン(Triton)

関連タグ

博物学
古代ローマ
地理学 天文学 動植物 鉱物
怪物 幻獣
アフリカの妖怪

関連記事

親記事

博物学 はくぶつがく

兄弟記事

pixivに投稿されたイラスト pixivでイラストを見る

pixivに投稿された小説 pixivで小説を見る

このタグがついたpixivの作品閲覧データ 総閲覧数: 969

コメント

問題を報告

0/3000

編集可能な部分に問題がある場合について 記事本文などに問題がある場合、ご自身での調整をお願いいたします。
問題のある行動が繰り返される場合、対象ユーザーのプロフィールページ内の「問題を報告」からご連絡ください。

報告を送信しました