概要
ハピス、ハピ、エパポス、ハピアンクあるいはオシリスの牡牛とも呼ばれる古代エジプトの都市“メンフィス”を中心に進行されていた聖なる牛。
創造神プタハの化身、あるいはその代理とされており、元々は多産豊穣の神で鳥獣の繁殖に関係した存在であったが、後にプタハやオシリスと結びつくようになったとされている。
メンフィスでは実際の牛を進行の対象としており、プタハの牛にあるといわれる29の特徴全てを満たす牡牛を選び、その生涯が終わるまで御神体として祭り上げていたといわれており、そのアピスが死亡すると王侯貴族の様に飾り立ててミイラにして石棺へと納めて丁重に葬った後にまた時代のアピスを神々の陪審員たちが選定したとされる。
なお、その時のアピスに選ばれた牡牛が存命中に誰かが、別のアピスを見つけた場合、前のアピスはナイル川に沈められたという。