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概要編集

姿はスイギュウに似ていて、豚の頭を持ち、頸がまるで中身の無い腸のように長くぐにゃぐにゃしているのが特徴。恐ろしげな外見に似合わず性格はおとなしい。

視線に毒を持ち、睨まれた相手は即死すると言われる。

尚、カトブレパスとは「下から窺い見る」と言う意味のギリシア語に由来する名前。

カトブレパス


古くは「聖アントワーヌの誘惑」など宗教絡みの作品に登場する程度だったが、昨今ではゲーム「ファイナルファンタジー」シリーズで召喚獣や中ボスとして登場するのを始め、様々な分野でキャラクターに採用される機会が増え、少しずつではあるが著名度も上がっているようだ。


近年では視線で即死させるという能力がバジリスクと被るために、石化能力と解釈される場合もある。


フィクションでの扱い編集

ファイナルファンタジーシリーズ編集

初出はFCの『ファイナルファンタジー3』で翼が生えた牛のモンスター。『ファイナルファンタジー5』では伝承に忠実な姿で特定の場所に出現し、倒すと手に入るドロップアイテムを使用すると呼び出せる隠し召喚獣である。『8』以降はベヒーモスの色違いで登場することが多かったが、『ファイナルファンタジー15』では単眼で巨大な首が長い古代哺乳類のような姿で登場した。初期作のリメイクにも登場しバジリスク系の色違いである。

【ファンアート】FF8カトブレパス『FFシリーズ35周年』お祝いらくがき

女神転生シリーズ編集

シーア―クかな

初出は『真・女神転生デビルサマナー』で種族は”妖獣”。伝承に忠実な姿で『FF5』と同じく青い色をしていたが続編の『ソウルハッカーズ』以降は黄色系に変更になった。

妖獣カトブレパス

瞳のカトブレパス編集

カトブレ

主人公である「志村時生」が宿している魔物で、時計のような単眼で時を止め、命を止める力をもつ。

フルボッコヒーローズ編集

センシティブな作品

片方の目を封印した牛の獣人少女。「邪視のカトブレパス」に進化する。

TOKYO天魔 -DEVIL SLAVE-編集

R-18のブラウザゲームで眼帯をした牛女の魔獣として登場。pixivユーザーのマフェン氏が仕事絵で担当している。

東京放課後サモナーズ編集

二つ名は「秋葉原のコスプレイヤー」および「邪視の獣」で、恵まれた肉体でのコスプレと相乗効果の魅了の視線を持つ。

普段は眼鏡をかけたアキバ系であるが、期間限定である「アキバ・アンド・ドラゴンズ!バージョン」での「ひと夏のライフセーバー」においても脱いだらすごい!

カトブレパス

ぼくとドラゴン編集

pixivユーザー海野大輔@フリーランス氏が仕事絵で担当している。(転載不可)

CYBERONE編集

pixivユーザーイシバシヨウスケ氏が仕事絵で担当しているエボニー・カトブレパス。

エボニー・カトブレパス

類似した怪物編集

ゴーゴン編集

ゴーゴン

D&D』に登場する石化ブレスを吐く青銅の皮膚を持つ牛の魔物。カトブレパスがモデルといわれる。

ストーンカ編集

上記の「ゴーゴン」に似た『女神転生』シリーズなどに登場するブルガリアの伝承だとされる雷鳴を引き起こす青銅の皮膚の牛の魔物。近代の創作らしく名前の元ネタが「石(ストーン)化」の可能性が…

ハンババ編集

ハンババ

ホルヘ・ルイス・ボルヘスの「幻獣辞典」の描写により牛の魔物とされるようになった。

メソポタミア神話では恐怖の象徴として「彼が誰かに目を向けたとき、それは死を意味する」と描写される。切り落とされた頭部は、袋に入れ持ち帰られたというメデューサの神話との共通点もある。

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「蜚」の再解釈

中国の奇書『山海経』で太山にいるとされる蛇の尾を持つ一つ目の牛の姿の怪物。睨まれても死にはしないが、歩いただけで水が涸れ、草木を枯らし、疫病を流行らす。触れただけで死をもたらすのは天敵である毒鳥のほうである。

関連タグ編集

幻獣 水牛 ヌー

邪視

バジリスク ゴーゴン ハンババ

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