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概要編集

フランスの伝承に伝わる妖魔

金貨猫という意味の「シャダグジョン」、または銀の猫という意味の「マンドラゴッド」の別名で呼ばれる事もあるが、本国では「マタゴ」と発音される。


大抵は黒猫の姿を取る場合が殆どだが、稀にネズミなどの姿を取る場合もあるとされる。


自分の食事すら用意しないという怠け者だが、飼い主である主人が用意した食事の一口のお礼に真夜中に抜け出して道で金貨を拾って朝に届けてくれるので、家は裕福になっていくといわれているが、その代償としてマタゴットを無視したり報酬をうっかり忘れようものなら残酷な報復が待ち受けているといわれている。


また一説によれば魔術師が自身のと引き換えに手に入れる事ができる魔性の存在とされており、家に富をもたらしてくれる反面、その魔性により所有者の最後を不幸で彩る事が多いといわれている為、マタゴットは生涯飼う事は有ってはならないとされ、飼い主もこの猫を解放するか引き取り手が現れるまで待たなければならないといわれている。


さもなければマタゴットの力により、飼い主は死から遠ざけられて苦しみ抜く事に成り、マタゴットがいる限り、永遠に生き続けなければならず、豊かになる代わりにその最期を死への苦悩で塗りつぶしてしまうという。


創作での扱い編集

フランスの魔法省によって犯人捕縛に使役される、大きな青い眼の黒猫のような魔法生物マタゴが登場。

マタゴット=ノラ

マタゴット=ノラが登場。


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