概要
19世紀のフランスで出版されたオカルト本『地獄の辞典』に記述されている、フランス北西部にあるブルターニュ半島のフィニステール県で伝承されるという悪魔。
ヤンガンティタンは夜に出現し、指1本1本に火のついたろうそくがついており、それぞれを糸繰機のように素早く回すといわれている。
なおこの悪魔は不吉の象徴であり、出現を避けるために小さな金の入った小袋を置くなどの対処法があるとされる。
表記揺れとして「ヤンガンイタン」、「ヤン・ガン・イ・タン」がある。
ハイフンの区切り等ではヤンガンティタンよりヤンガンイタンのほうが正式な発音の可能性もある。フランス語で語尾の子音は発音しないので「Yan=ganT=y=tan」と切ると「ヤン=ガン=イ=タン」発音になる)。
ちなみに上記の『地獄の辞典』の邦訳版では、ヤン=ガン=イ=タン表記で、名の意味は「火を持つヤン」であるという。
ミーム化
【こいつが王の国】
日本の創作物にはほとんど登場しないレベルでマイナーな悪魔であるが、2024年11月中旬に上記の内容のツイートが投稿されたことを皮切りに、ヤンガンティタンをネタミーム化したものが日本のX(旧Twitter)ユーザーの中で流行した。
このpixivでも、ヤンガンティタンを描いた絵をパロディしたイラストが投稿されている。
というか、この『ヤンガンティタン』のタグが付いたイラストの大半がそれである。