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CV:北浜晴子(TVアニメ)、里見京子マジンガーZ対デビルマン)、榊原良子(OVA)、田中敦子(Crybaby)。伊藤静(パチンコ版)

演者:冨永愛(実写版)


概要編集

永井豪原作の漫画またはアニメデビルマン』に登場する女デーモン。

妖鳥シレーヌ」と呼ばれ、頭部に生えた大きな翼に剥き出しの乳房と、悪魔でありながら天使のような美しさが最大の特徴。

人気の高いキャラクターで、デビルマン関連のメディアミックス展開には大抵登場している。

永井豪の描いた人間態は白人系であった。


永井の自伝漫画「激マン!」によると、シレーヌと名づけたのは脚本家の辻真先である。

辻の「のデーモンを作って欲しい」という要望に応える形で永井豪がデザインを起こした。

またシレーヌのが切り離されて飛んでいくというアイデアは、後のマジンガーZロケットパンチの元ネタになった…訳ではないようで、実際はマジンガーの方が企画段階がずっと早く、単にノリと勢いで作られたというのが激マンで語られた話である。豪ちゃんに免じてファンは笑ってロケットパンチの元ネタはシレーヌであるがシレーヌではないと二重思考しよう。


デビルマンレディーでは地獄へ落ちてもなおデビルマンに挑み続けた理由が、アモンへの恋心であったと気付く描写がある。


CBキャラデビルマン対ゲッターロボではアモンの恋人だったという設定。

CBキャラではシレーヌの格好に関して、アモンが「素っ裸が見れるから」という最低な理由で勧めていたという設定になっていた。


主役であるデビルマンと「白一色、女、天使っぽい翼」と好対照なキャラクターであるのでライバルキャラクターとして認知されているが、劇中での活躍はそれほど多くはない。


なおTVアニメ版やパチスロ版、実写版などではさすがに乳房剥き出しはアレなためレオタード風に変更されている。また『スーパーロボット大戦DD』でもデビルマンと共に登場しているが時代的にこちらでも胸丸出しはまずいと判断したのか、自分の羽根で作ったと思われるブラで隠している。


TVアニメ版編集

シレーヌ

第2話に登場。原作とは異なり肌は青黒く、ボディコンみたいな形状の服(?)を着ている。デビルマン同様体は伸縮自在で、最大時には30m程の巨体になることも出来る。また、身体を無数の蝶に変えて攻撃を避けることも出来る。額の触角(?)で触ることで相手の思考を読むことが出来る。

通称「マダム・シレーヌ」

ちなみにシレーヌの露出度を控えている反面イヤモンは拷問時に乳首が露出しているのだ。


劇中では第一戦で油断したデビルマンにダメージを与え、更に美樹を人質にとることで彼をデーモン族へと引き戻そうとした。


しかし、用済みとなった彼女を溶岩の中へ落そうとした瞬間中からデビルマンが登場。美樹を呆気なく奪還され、最終的にはデビルビームを受けて死亡するのだった。

マジンガーZ対デビルマン編集

原作と比べると呆気ない退場だったがその後、劇場用映画『マジンガーZ対デビルマン』では魔将軍ザンニンと共に再登場。テレビ版と比べて顔が美女のようになっているが襲い掛かる際には狂暴な面構えに変貌する。

こちらでは映画冒頭の機械獣との戦闘の余波で復活。

市街地で暴れた後にデーモン族の本拠地である氷河地帯に帰還し、ザンニンたちと合流するがDr.ヘルのよってテレパシー操縦光線を撃ち込まれ、以降は行動を共にする。

原作漫画にもあった台詞を発した後、光子力研究所に潜入して完成したばかりのジェットスクランダーを破壊、ついでに現場に駆け付けたシローとさやかを誘拐し殺害しようとした(しかし、すんでのところでデビルマンが駆けつけたため事なきを得る)。

終盤ではザンニンと共に捕らえたデビルマンに拷問を行っていたがスクランダーと合体したマジンガーZの登場により応戦。スクランダーカッターで片翼を切断されて落下、落下先の大木に串刺しにされて死亡する。

ザンニンと共にどういった経緯で復活したのかについては触れられていないがデビルマンの反応を見る限り、テレビ本編で多くの幹部を失ったゼノンが意図的に蘇生させた可能性がある(そもそも似た個体なら『久しぶりだな』と発言しない)。

ダイナミックヒーローズ編集

パンサークローの首領パンサーゾラの呪術で復活した。

不動明を襲撃しようとしたところキューティーハニーに狙撃され右目を失う。その後Dr.ヘルに改造され改造シレーヌとなりデビルマンを襲うが妖獣ララの不意打ちをくらった後デビルビームを受け最後はダブルスペイザーのサイクロンビームとデビルマンのデビルアローの同時攻撃で倒される。

漫画(冒険王)版編集

TVアニメのコミカライズである冒険王版では最初の敵として登場。デビルマンの相棒として人間界に侵攻するようゼノンに命じられて牧村家を襲い、美樹を捕らえて彼女に取り憑こうとする。しかし追いかけてきた明に止められ、デビルマンの意識が不動明に支配されていることを知り始末するために戦いを挑む。デビルマンに変身した明に無数のチョウを放って攻撃、さらに巨大化して襲いかかるが、同じく巨大化したデビルマンのデビルキック、デビルアローを食らって倒された。



OVA版編集

『こい、デビルマン!お前を百の肉片に裂いてやる!!』

第二巻『妖鳥シレーヌ編』に登場。

原作のデザインで映像化されたのは本作が初となる。

基本的な流れは変わらないがテレポートに手から放つ波動攻撃と原作では片腕を奪うまで劣勢だった実力がほぼ互角になっている。

更に恐ろしいのがエネルギーを集中して核爆発を起こすといった能力でOVA本編では街を一つ吹き飛ばしている。

ちなみに原作では片翼を捥がれた際、左目を失明しているのだが本作ではビジュアルの都合か傷が顔にまで及んでいない。


闘神デビルマン編集

紅蓮将シレーヌという名称で登場。

こちらでは上司である狡魔ヴィルフェに洗脳される形でデーモン族を裏切ったアモンと対決する。

洗脳が説かれた後は、度々デビルマンと共闘。上司のヴィルフェが戦死した後は「次からは敵同士だ」と言い残して彼のもとを去る。

打ち切りになってしまったことでその後の経緯は不明だが作者である岩本佳浩先生によると後の展開で味方となり、家庭教師か学校の教師として人間界に潜む予定だったらしい。

ちなみに現時点で味方になったシレーヌは彼女のみである


デビルマンG編集

センシティブな作品

デーモンとしての姿は漫画版をベースにアニメ版と同じカラーリングになっている。

アモンとの戦いに敗れた後に雷沼ツバサという可愛らしい少女と融合しており、アモンへの復讐の機会を窺っていたものの、当初は見下していた東大寺を愛してしまい、相思相愛の仲となる。一度彼に正体を明かしてはいるものの、とある事情から記憶を消さねばならなくなってしまう。

その結果、カイムと融合してデビルマン・カイムとなった東大寺にツバサの仇と見なされて敗北、瀕死の重傷を負うも、東大寺がシレーヌの正体をツバサだと理解し、己が身を差し出した為に彼と融合を果たして生き延びる。その後は人間と共に世界の再建に尽力する姿が描かれた。

なお、融合後の姿は原作で登場したカイムと融合した際の姿そのままとなっている(人間態に戻れるかどうかは不明だが復興作業の現場では肌着を着用しているため、恐らくツバサベースだと思われる)。


物語完結時に生存しているシレーヌという例としては闘神版に続いて二人目である。


デビルマン対ゲッターロボ編集

ゲッターロボに倒されたメカザウルスと合体しメカザウルスデーモンシレーヌとなる。


実写映画版編集

『お前が、私を呼んだ。』

映画中盤に差し掛かる辺りで登場。

明と合体したアモンを呼び覚ますために牧村宅へと訪れる。

その後、既にアモンの意識がないと判明すると戦闘を開始。まだ、実戦経験が乏しかったデビルマンを追い詰め、変身解除にまで追い込むが止めを刺そうとしたところでが介入。以降、フェードアウトして登場しない(本作の了のことを考えると始末されたかもしれない)。

ちなみに当初は原作同様に半裸のデザインだったが演じる冨永愛氏が嫌がっていたため、変更されたらしい(これは書き込みの情報のため信憑性はいまいちだが)。


パロディ編集

妖鳥ノリーヌ編集

『あららら…本物のデビルマンね!?』

『ほら、チューだチュー!』

デビルタカマンに登場するTVアニメ版シレーヌのパロディキャラ。とんねるず木梨憲武が演じている。

デビルタカマンに変身した小野みゆきを何度も「デビルマン」と言ってしまっている(実際よく似ているが)。テレビアニメ版の流れと同様にヒロインである牧村ふみえを拉致して、デビルタカこと石橋アキラを脅すが最終的にデビルビームで倒されてしまう。


妖鳥チヂレーヌ編集

漫画『あばしり一家』ゴーモン族の巻に登場したパロディキャラ。オリジナルビデオ『けっこう仮面3』にも登場。シレーヌの羽の部分が縮れ毛になっている


二次創作での扱い編集

同人誌では、エロギャグ要因だったり、アモンを取り合って他の自分とそっくりな女デーモンとキャットファイトしてたり.....

何れにせよ、原作同様に淫靡さを取り扱われている。





関連イラスト編集

センシティブな作品センシティブな作品

センシティブな作品センシティブな作品


関連タグ編集

うつくしき月よ、そなたはこれからおこることを見ないほうがよい

永井豪 デビルマン カイム

激マン! 敵女 女幹部 悪女 ダークヒロイン 巨乳

マジンガーZ対デビルマン デビルマン対闇の帝王


マジンガーエンジェル:同作に登場する女性型ロボット「ミネルバX」は、原典である「マジンガーZ」に登場した機体とは異なり、超戦闘形態「シレーヌモード」に変身できる。ミネルバXの頭部に飛行用ウイングパーツが装着された形状をしており、平たく言えば『メカ化したシレーヌ』。


ウイングル:「マジンカイザーSKL」に登場する、マジンカイザーSKLのサポート用女性型ロボット。上記「マジンガーエンジェル」に登場したミネルバX・シレーヌモードと同じデザインで、頭部に「レディファルコン」が合体することで起動する。

また、レディファルコンがマジンカイザーSKLにウイングクロス(合体)する事で、マジンカイザーSKLに新たな武装を使用可能とする(マンガ内で「瀕死のシレーヌに、カイムが合体し強化」する事と、ある意味真逆である)。


犬神初音:飛行形態がシレーヌに酷似している。

ラーゼフォン:その容貌からスパロボMXで初めて目撃した兜甲児が妖鳥シレーヌと言いかけている。

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