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マジンガーZ対デビルマン

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まじんがーぜっとたいでびるまん

『マジンガーZ対デビルマン』とは、永井豪原作のアニメ『マジンガーZ』と『デビルマン』のクロスオーバー映画である。

解説

1973年に東映まんがまつりの一枠として公開されたアニメ映画。

このころは『帰ってきたウルトラマン』のウルトラセブンや『仮面ライダーV3』の1号、2号ライダーといった同ジャンル内での共演が行われていたが、巨大ロボット変身ヒーロー、ましてや原作者が同じとはいえフジテレビの『マジンガーZ』とテレビ朝日の『デビルマン』と放送局が異なる2作の共演は困難とされていた。

しかし原作者である永井豪の熱望、すでにテレビアニメ版の『デビルマン』が放送終了していた為、何とかNET側の許可を取り付けた。しかし今作後に企画されたフジ系列の『UFOロボグレンダイザー』とNET系列の『鋼鉄ジーグ』のクロスオーバーは実現せず、NET系列番組の劇場版マジンガー参加は今作限りとなった。

またTV版に先立ってジェットスクランダーがお披露目された作品であり、「俺だったらマジンガーZを空から攻めるね」と言う不動明のセリフは本作を象徴する言葉として有名。

なおタイトルに「対」とあるが、別にマジンガーZとデビルマンが戦うわけではない。後年、永井豪氏は『激マン!』内で「たい(対決)」ではなく「つい(二つ揃い)」と読むのだと述べている。

ストーリー

今日も今日とて光子力研究所を襲撃して来たDr.ヘル機械獣軍団を撃退したマジンガーZ。だが、その眼前で伝説と思われていたデーモン族妖獣シレーヌが復活する。

あしゅら男爵の報告で、デーモン族の実在を知ったDr.ヘルは自身の超科学力でデーモン族を洗脳して支配下に置く事に成功する。

一方、Dr.ヘルの野望を知ったデビルマンこと不動明は噂のマジンガーZのパイロット兜甲児の前に現れるが、自身の斜に構えた態度がきっかけで対立してしまう。

光子力研究所に戻った兜甲児は、不動明が告げた「俺ならマジンガーZを空から攻めるね」という言葉に悩む。しかし光子力研究所ではマジンガーZの新装備「ジェットスクランダー」が完成間近だったのだ。

Dr.ヘルの命令で偵察に来た妖獣ブゴからジェットスクランダーの報告を受けたDr.ヘルは焦り、ジェットスクランダーの破壊を命じる。そしてマジンガーZと手を組む前にデビルマンを抹殺せよと、機械獣軍団とデーモン族に命令を下した。

登場したデーモン

魔将軍ザンニン

妖獣シレーヌ

妖獣ブゴ

余談

今の所『スーパーロボット大戦シリーズ』には未登場(デビルマンは『DD』で参戦したが、原作版名義)だが、『劇場版マジンガーシリーズ』名義で本作に登場する機械獣などが参戦している。

また、桜多吾作別冊少年ジャンプ1973年8月号でコミカライズを手掛けている他、後に永井自身がTV版デビルマンをベースにした『デビルマン対ゲッターロボ』を執筆した。

関連タグ

マジンガーZ デビルマン ダイナミックプロ 東映アニメーション

クロスオーバー

CBキャラ:こちらは漫画版デビルマンと漫画版マジンガーZが原作。

マジンカイザーSKL:この作品の実に38年後に発売された「デビルマンが動かすマジンガー」

 マジンガーZ対デビルマン ⇒ マジンガーZ対暗黒大将軍

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