概要
1975年春に公開された東映まんがまつりの1作。別にグレートとゲッターロボが戦うわけではない。
同時上映は『アンデルセン童話 にんぎょ姫』『これがUFOだ! 空飛ぶ円盤』『魔女っ子メグちゃん 月よりの使者』『仮面ライダーアマゾン』『がんばれ!!ロボコン』。
本作は『マジンガーZ対デビルマン』『マジンガーZ対暗黒大将軍』の人気を受けて、ダイナミックプロの2大スーパーロボットの夢のコラボが実現した奇跡の一作である。グレートマジンガーとゲッターロボはそれぞれ講談社と小学館が雑誌掲載権を有していたが、本作(及び続編)に限り、両社にグラビア等が掲載された。
いわばスーパーロボット大戦シリーズの原点の一つともいえ、初代スーパーロボット大戦では本作の悪役・ギルギルガンがラスボスを務めている。
またアニメ『ロボットガールズZ+』においても、ギルギルガンを擬人化した「ギルギルガン子」がラスボスを担った。
本編とのつながりは不明だが、少なくとも次回作『グレートマジンガー対ゲッターロボG』は本作と地続きらしく、ギルギルガンとピグドロン(グレート対ゲッターGの敵キャラ)は同郷という設定である。
なお本作は25mのグレートマジンガーと38mのゲッターロボが全く同じ大きさで描かれているため、後の作品もこの方式がとられている。
あらすじ
ベガ星連合軍から先駆けること1年、宇宙から謎の円盤が日本上空に襲来した。地球の基地化を企む謎の異星人は怪獣ギルギルガンを投下。円盤にはゲッターロボが、横浜に移動したギルギルガンにはグレートマジンガーがそれぞれ挑むが、円盤には宇宙に逃げられ、ギルギルガンにはグレートの両腕を食われてしまう。ボスボロットの助太刀もあって、かろうじてグレートは科学要塞研究所に引き返すが、このままでは日本はギルギルガンに蹂躙されてしまう。
ゲッターチームと剣鉄也は互いに意地を張り合うが、兜剣造はそれを一喝。早乙女博士の提案により、グレートマジンガーとゲッターロボは共同戦線を張ることとなる…。
登場メカ
コミカライズ
『テレビマガジン』1975年8月増刊号に石川賢による漫画版が掲載された。
現在は大都社の『ゲッターロボ大決戦』に収録済み。
更には桜多吾作によるコミカライズもなされ、そちらは双葉社から復刊された桜多吾作版『グレートマジンガー』のコミックス5巻の巻末に特別収録されている。
関連項目
マジンガーZ対暗黒大将軍 → グレートマジンガー対ゲッターロボ → グレートマジンガー対ゲッターロボG