概要
「マジンガーZ」に登場する、海の移動要塞。主にあしゅら男爵が指揮、鉄仮面軍団が運用している。
上下に扁平な楕円形の本体と、小島に偽装した人工島部分が円柱で繋がるという独特の形状をしている。別名「海の要塞」。
デザインはアニメ版美術スタッフの辻忠直。
解説
人工島下部には巨大なプロペラがあり、渦巻きを発生させる。また緊急時には、人工島部分をパージする事も可能。緊急時以外に分離する設定は無いが、あきらかに全体形状と矛盾する浅瀬に、人工島部分が着岸する描写が存在する。
「海底要塞」の二つ名を持つが、通常は、上部の人工島部分を水上に出し、半潜水状態での運用が多い。これは第2次世界大戦当時の潜水艦の運用に近い。
内部に機械獣を格納、鉄仮面軍団を乗せている。機械獣の搭載機数は明確ではないが、『マジンガーZ対デビルマン』の後半戦では多数の機械獣を上陸させていた。
漫画版ではマジンガーZによる内部からの攻撃で喪失。TVアニメ版では第39話でマジンガーZとの戦闘で破壊されてしまった。
派生作品
スーパーロボット大戦シリーズ
スーパーロボット大戦シリーズでは、最初の作品で「サルードの内部で戦う」というステージがあるが、ユニットとしては登場しない。
後に第2次スーパーロボット大戦Z破界篇とスーパーロボット大戦X-Ωでようやくユニットとして登場した。
マジンガーZ(シューティングゲーム)
ステージ5のボス敵として登場する。
最初は人工島部分だけが水面上に出ており、火山弾をばら撒いたり戦闘機を多数突撃させてくる。人工島部分を破壊すると、本体部分が浮上して決戦となる。本体側面から極太レーザーを撃つなど、火力が高い。