概要
世界征服を狙うDr.ヘルの部下。
手下や軍団を必要とせず、妖術や呪術によって単独でマジンガーを追い詰めることが出来る。
姿や性格はメディアによって異なる。
彼自身は機械獣を使って戦ったりすることが稀な上にアニメに登場したのが5話と少なかった為、スーパーロボット大戦への出演も少なく、必然的にあしゅら男爵やブロッケン伯爵に比べ知名度が物凄く低い。スパロボでしかマジンガーを知らないと「ピグマン子爵?誰それ?」みたいな反応をされる事も珍しく無い。
東映版『マジンガーZ』
CV:矢田耕司
イラストの左側の人物。
マサイ族の大男の首から上の部分にピグミー族の男の上半身が生えた怪人。
戦死したあしゅら男爵の後任としてDr.ヘルが作ったサイボーグ幹部であり、マサイ族の屈強な戦士の頭部にピグミー族の呪術師の上半身を移植されている。口から火炎を吐き出し、幻術を使い、さらに投擲した槍を念動力で自在に操作するなど多彩な能力を有している。
機械獣に頼らず生身でマジンガーと戦えるほど戦闘能力がずば抜けているうえに本体であるピグミー族の男の上半身さえ無事なら胴体を破壊されてもパーツを交換すれば何度でも復活出来る。
その為Dr.ヘルへの忠誠心は薄く、最終的には自らの手で世界征服を果たすべく反旗を翻し、単身で光子力研究所を制圧するが兜甲児に逆襲され、マジンガーZの光子力ビームを食らって爆死した。
その明らかに現在ではヤバイ見た目とDr.ヘルへの忠誠心のなさもあってか、(『UFOロボグレンダイザー』の後日談である)『マジンガーZ/INFINITY』には登場していない。
『真マジンガー衝撃!Z編』
CV:望月健一
「灼熱の国最強の呪術師」とも呼ばれる幹部の一人。
黒スーツの黒人男性の姿をしているが、本体は胴体の中に隠れている醜い小人。
オリジナル版とは対照的にDr.ヘルへの忠誠心は篤い。
外見のモデルは『バイオレンスジャック』に登場したジム・マジンガ(後述)。
こちらはスパロボで登場済み。
『マジンサーガ』
神皇帝・地獄(ゴッドカイザー・ヘル)配下の幹部。
ピグミー族から比丘尼モチーフの「比丘魔子爵(ぴぐまししゃく)」に変更され、上半分の性別が女性に変わっている。とはいえ悪醜羅(あしゅら)男爵やブロッケン伯爵に比べると「小さな上半身+巨人の首から下」という大まかなデザインはそのまま。
ブ男だった元ネタに比べると、スキンヘッドに尖った大きな耳という異形ながらも見目麗しい顔立ちの美女である。しかし下半身が男性であるためか女性に対して欲情し、興奮が極まると上半身全体が巨大な怪物の顔に変貌する。
股間から複数の触手状のアレが出てるわ、攫ってきた女性をそれで魔物の子を孕ませた上に「生む機械」にするわと行動自体が18禁。永井先生、当時は(当時も?)どうかしてたんですか…。
『バイオレンスジャック』
マジンガーZをベースとする『鉄の城』編に登場。
暴力団『剛金会』に所属する首の取れた殺し屋「首なし」を名乗っているが、正体はコートの中に身を隠した黒人の小男「死神ピグミー」。
兜十蔵が創設した空手流派「機械道空手」を手中に収めんとする独田地獄斎に協力し、後継者である空手家ジム・マジンガ、十蔵の孫甲児の命を狙う。
上述の『Z編』におけるピグマンの元ネタといえる。
『ロボットガールズZ』
CV:持月玲衣
遅れて来た地下帝国幹部。
妖術研究のために、ずっとアフリカ(ピグミー族の里)を回っていたらしい。
妖術を操り、妖怪などを使役することもできる。しかしその正体は小さな幼女。
妖術を使って、ナイスバディな幻影を他人に見せていたのだ。
真の姿とオドオドした性格のせいか、他人からは子爵ではなく『ピグちゃん』と呼ばれてしまうのがちょっと不満。