概要
CV:加藤治(マジンガーZ、グレートマジンガー)、長克巳(死闘!暗黒大将軍)、梁田清之(真マジンガー)
悪の科学者・Dr.ヘルの協力者であるミケーネ帝国の諜報軍の一人で、虎(顔はサーベルタイガー似)の腰から上に人間の上半身を合体させたサイボーグ。
単体で空を飛べる上に、虎部分の目は記録した映像を映す映写機やプロジェクターの類にもなっている(映写機のはグレート本編4話にて)
Dr.ヘルがバードス島を占拠した直後に闇の帝王の使者として現れ、バードス島の遺跡から発掘した機械獣は本来ミケーネ帝国の物であるから返還するよう要求するが、ヘルから地上制覇するまでは協力する同盟関係を持ち掛けられてこれを承諾。同盟締結後は鳴門海峡の渦潮の下にある海底基地に潜伏して力を蓄えながら地上の様子をうかがっていた。当初Dr.ヘルはミケーネ帝国に借りを作る事を避けて彼からの助力を断っていたが、独力でのマジンガーZ打倒に行き詰まり、ついにプライドを捨てて援軍要請を行い、これにより表舞台に姿を現した。その後は妖機械獣を貸し与えるなどヘルとは協力関係にあったが、最終回ではヘルを見限って援軍を送らず、そのまま見殺しにした。
『マジンガーZ』時代はあしゅら男爵の最後の戦いに際しての協力など大公という爵位も相まって大物感を感じさせるキャラクター付けがなされていたが、実際のところ諜報軍における階級はヤヌス侯爵などと同等の中堅幹部であり、七大将軍より下位である。
つまりミケーネ帝国を会社に喩えると
くらいの感じであった。
しかし闇の帝王からは大切な部下として扱われておりグレートマジンガーでは司令官に任命されている他、真マジンガーに至ってはくろがね五人集に敗れたのを見た時に怒りを露わにする程だった。
『グレートマジンガー』
『マジンガーZ』続編の『グレートマジンガー』第22話にて火山島前線基地建設の指揮を任され、本来格上の筈の七大将軍のうち超人将軍ユリシーザー、魔魚将軍アンゴラスを臨時措置で指揮下に置く事となる。しかし両将軍の不興を買い、独断専行に巻き込まれてしまう。
それでも火山島前線基地の建設を優先する為陽動作戦を行い、グレートマジンガーに敗北寸前の戦闘獣ダンダロスをサンダーブレークから身を挺して庇い致命傷を負う。その姿にはグレートマジンガーの操縦者剣鉄也ですら息を呑んでいた。
その結果火山島前線基地を完成させ、闇の帝王から直々に「貴様は我が戦闘軍団の鑑だ」と激賞され基地司令官に任命。「いよいよこれから新しい戦いに出発するのだ!」と息巻くも、やはり先のダメージは大きかったようで、直後に吐血しながら司令席から転げ落ちて絶命というあわれな最後を遂げた。
OVA『マジンカイザー死闘!暗黒大将軍』
兜甲児抹殺の為、ロシア軍基地を壊滅させる。基地の核自爆からもうまく逃げ延び、来日して富士山麓で甲児と交戦。
しかしボスボロットのチェーン攻撃を喰らって怯み、ガソリンスタンドに投げ込まれ爆発に巻き込まれたが死なず、最後は弓さやかを殺そうとした行為が甲児の逆鱗に触れ光子銃で蜂の巣にされて戦死。
真マジンガー
こちらでは暗黒大将軍と七大将軍しかいない為か実質的にミケーネの諜報と実働の両方を担っている。
初登場はミケーネの遺産を使っていたDr.ヘルの前に登場し自らがミケーネ帝国である事を語ると交戦した。
その後、過去で闇の帝王の支援をしゼウス神を罠にはめるとくろがね五人集と交戦し彼らを重傷に追いやるが捨て身の反撃に敗れた。
マジンサーガ
神皇帝・地獄(ゴッドカイザー・ヘル)配下の幹部の一人。
バイオテクノロジーで作られた肉体に火星先住民である魔物たちの魂を移植した人造人間。
デザインは他の3人に比べてオリジナルに近いが、下半身の虎が機械的な外見になり、虎の後肢にゴーゴン自身の足を嵌めるような形に変更されている。
バイオレンスジャック
マジンガーZをベースにした『鉄の城』編に登場。
同作品では暴力団『剛金会』のボス剛金(ごうこん)であり、空手家・独田地獄斎の「機械道空手」を手中に収めるという野望に協力する。元ネタの要素として虎皮の敷物に座っている。
その他
スーパーロボット大戦等ゲーム作品にも数多く登場し、作品によっては暗黒大将軍と強い絆を築いたり、Dr.ヘル(地獄大元帥)に殺されたこともある。
永井豪版では「情報部員」と呼ばれており、諜報軍所属かは不明。むしろ「暗黒大将軍の忠実な側近」として描かれている。
暗黒大将軍からも良く言えば信頼、悪く言えば贔屓されており、公の場で魔魚将軍アンゴラスに暴言を浴びせても咎められるどころか、グレートマジンガー打倒のアイデアがあることを察してもらい、「成功したら将軍の位を授ける」と大将軍の方から告げられるほどである(アニメの方でも闇の帝王からは非常に信頼されていた)。
桜田吾作版では『マジンガーZ』終盤でDr.ヘルを殺害。『グレートマジンガー』序盤までは暗黒大将軍にタメ口をきいていたが、中盤で作戦を説明する際に敬語を使っていた。
なお、この大将軍への態度の変遷は、上司であるアルゴス長官にも同じことがいえる。
ロボットガールズZ
CV:野中藍
なんと下の虎の方が本体という衝撃的なデザイン。ミケーネの暗黒大将軍子が目をかけている敏腕詐…もとい営業マン。
見た目は単に着ぐるみを着た御子神リムだが、その実力は自分達が地下帝国にクソあくどい方法で売りつけたジェットファイヤーP1にも匹敵する。しかし、アニメでは獣魔将軍共々、強化されたチームZに鎧袖一触される。
ロボットガールズZオンラインでは冬毛モードが登場したが、単に帯剣して虎の着ぐるみがホワイトタイガーになっただけである。
関連タグ
→「変則的なケンタウロス体型をしていて下半身も顔がある」つながり。ただ彼らの人型の部分は動物部分の背中から出ている。