CV:稲田徹(スーパーロボット大戦BX)
概要
初出は石川賢による漫画『ミケーネ恐怖の遺産』(現在は『ゲッターロボアーク』に収録)。その後、アニメ『真マジンガー衝撃!Z編』で登場した。
クトゥルフ神話の邪神を思わせる外見をした生きた戦闘頭脳であり、ロボットなどに寄生し、そのボディを乗っ取る習性を持つ。内部に搭載されているのはミケーネ人の脳髄そのものでテレパシーによる意思疎通も可能だが、行動理念はミケーネ人以外の虐殺と破壊だけで、平和や共存など一切考えない。たとえミケーネで作られた機械獣であろうが、Dr.ヘルの操り人形(CPUはDr.ヘルが自力で作ったため、ガワは同じでも中身は別物)であれば容赦なく襲い掛かってくる。
『ミケーネ~』では元々機械獣のAIとして考案されたという設定で、現代に復活したエバ(後述)と呼ばれる個体がメイン画像のようにマジンガーZと融合して操った。
単体としても人間を軽く凌ぐ(『真マジンガー』では超合金Zを素手で破壊している)戦闘力を有しており、スーパーロボット大戦シリーズではパイロットとして登場するほかにも巨大化して襲い掛かってくる(『真マジンガー』第19話の回想シーンで、剣鉄也の乗ったエネルガーZに倒された個体)ことがある。
真版ケドラは戦闘獣のボスユニット化に伴い、それに従う一般敵となった。
作中での活躍
ミケーネ恐怖の遺産
Dr.ヘルが掘り出していたエバが登場。機械獣ガルダC3&バルガM3の内部に隠し、マジンガーZに寄生させた。マジンガーZを取り込んで光子力研究所を抜け出し、町を破壊し、自衛隊を壊滅させる。
途中でDr.ヘルが助太刀によこしたガラダブラMK01を「敵」と誤認して襲い掛かり、そのすきを突かれてさやかと甲児に強引にパイルダーオンを敢行され、這う這うの体で分離。ガラダブラMK01に乗り移るも時すでに遅し、マジンガーZでの蛮行に激怒した甲児にボコボコに痛めつけられて機体は大破。逃げ出したところをブレストファイヤーで焼き尽くされ絶命した。
その後、Dr.ヘルが密かに発掘していた別のケドラも、その我の強さを恐れたヘルにより全て破壊される。
真マジンガー
同じくDr.ヘルが発掘しており、上記同様の理由で1体を除いて全て破棄された。
その1体がガルダC4に搭載されてマジンガーZを乗っ取り、光子力研究所をメルトダウン寸前まで追いやっている。甲児と母・つばさにより分離させられると、ミケーネの柱と融合し、幻覚世界を展開した。
また本作では(別のケドラが)甲児とシローの父・兜剣造の失踪にも大きく関与している。
関連項目
インベーダー(ゲッターロボ):同じケン・イシカワ作品『真ゲッターロボ 世界最後の日』に登場する宇宙人。こちらも機械と合体して操る浸食生命体。
DG細胞(機動武闘伝Gガンダム):こちらも同じ今川泰宏作品の寄生生命体だが、こちらは機械のコントロールだけでは済まない。