概要
CV:矢田耕司
第15話「妖獣エバイン千本の腕」~第25話「妖将軍ムザン 学園大襲撃」にかけて登場。
虎のような顔と多数の尻尾が生えており、腹に2つ目の口がついている。無数の針と糸を念動力で飛ばす能力を持ち、第25話ではこの針と糸で空間を縫い止めて閉鎖空間を作り出す能力も披露した。
部下には女性(エバイン(第15話)、サイコジェニー(第16話)、メグ(第17話)、ベラ(第23話)が少なくない。
ザンニンに比べると部下思いな面があり、初登場回では支援を求めたエバインに新たな力を授けている。また、ドランゴがかつての親友であったデビルマンを殺せずに戻って来た際にも、ザンニンのように失敗したからといって直ちには処刑せず、もう一度チャンスを与えている。ただし最終的にはドランゴに「デビルマン打倒か死か」という非情の選択を迫っている。
活躍
ザンニンがデビルマンに敗れた後の後任として登場。
第25話ではついに自ら立ち上がり、デビルマンと直接対決する。
最初に、不動明が通う名門学園を針と糸の魔力で異次元空間に隔離し、既に学園の中にいる牧村美樹たちが外に出ることも、遅れて登校してきた明とタレちゃんが学園の中に入ることもできないようにした。そして明の前に姿を現し、明がデビルマンに変身するとヘンゲに似た蛇の怪物の幻を見せて翻弄した後、学園の仲間を助けたくば降伏せよと命じて30分の猶予を与え、一旦立ち去る。
その後、明に言われたタレちゃんが一人で学園内に入ろうとすると再び現れ、タレちゃんを学園内に魔力で送り込むが、そのチャンスを狙って飛び込んできた明に学園内に侵入されてしまう。学園内ではちょうど異次元空間の怪物が美樹やアルフォンヌらを襲っており、明がデビルマンに変身して怪物を倒したところを急襲して、針を飛ばしてデビルウィングを地面に縫い止め動きを封じてしまう。そしてカマイタチのような竜巻をデビルマンめがけて飛ばし、止めを刺そうとするが、デビルウィングを引き千切って立ち上がったデビルマンに密着されてデビルビームを食らい敗北。最期は油断により敗れたことをゼノンに詫びながら倒れると、現れた地割れに呑み込まれて地の底へ消えた。
余談
- 名門学園を襲った異次元の怪物のデザインは、没案となった「妖獣インギン」のものが流用されている。
- 針と糸で空間を縫い止め閉鎖空間を作り出す能力については、初期シナリオでは出撃前にゼノンから授かったことを示唆する描写があったが、放送時にはカットされている。