「使者の呻きは我が口笛、弔いの鐘は我が鼓動、葬儀屋ベラが参ります!」
CV:増山江威子
概要
第23話 「妖獣ベラ チベットの怪」に登場。
鳥人型の女性妖獣。同系統のシレーヌと違い翼は背中から生えている。
伸縮自在の髪を武器とするほか、高速回転して竜巻のような姿となりデビルカッターすら弾き返す。
また、死体を蘇らせて操る能力を持ち、上記の口上のように「葬儀屋ベラ」を自称する。白骨化した死体さえも生前の姿に復元して自在に行動させることが可能。また、死体に喋らせることもできるが、声はベラのものとなる。
活躍
妖将軍ムザンより人間界への侵攻を命じられ、デーモンの故郷・ヒマラヤに近いという理由でチベット・コンロンへ派遣される。
そこで、考古学の研究のためにチベットを訪問した牧村美樹の父親と、ミヨちゃんとの喧嘩で癇癪を起こし「遠くに行きたい」と密航で父親にこっそりついて来たタレちゃん、そしてタレちゃんを迎えに来た美樹と不動明を発見し、彼らを標的に定める。
明たちが滞在する村で鳥葬され骨となった青年の遺体を復元して蘇生し、その死体を操って青年の妻をはじめとする村人たちを次々と殺害、一夜にして死者の村へと変える。その後、村人を操って葬儀に同行していた犬を美樹が殺したと言いがかりをつけて襲いかかり、明たちを捕らえて生きながら鳥葬にかけ処刑しようとする。しかし、遺体が自分に振りかざした剣を利用して明が自らの縄を切断させたために脱出され、デビルマンに変身した彼と空中戦を展開する。
伸縮自在の髪をデビルマンに巻きつけて動きを封じ、振り回して攻撃するが、デビルカッターで脱出された後、デビルビームを受けて倒され、同時に操っていた死体もすべて消え去った。
漫画(冒険王)版
デザインが若干異なっていて両胸が牙の生えた顔になっており、アニメ版よりも肌の露出が多く凶悪な顔つきをしている。また、「葬儀屋ベラ」を名乗り上記の口上も述べているが、死体を操る能力は使っていない。
物語の舞台もチベットではなく日本で、通りすがりの若い女性に憑依して身体を乗っ取り、ビルの上からライフルを乱射して人々を無差別に殺戮していた。明に見つかってライフルを奪われ逆に撃たれると正体を現し戦闘に突入。一旦は上空に逃げて黒雲の中に身を隠し、追ってきたデビルマンを巨大化して襲うが、対抗して巨大化したデビルマンのデビルスイングで投げ飛ばされた後、デビルビームで止めを刺された。