概要
TVアニメ版・デビルマンの第二十話「さらば妖獣ドランゴ」に登場したデーモン族でデビルマン曰く「たった一人の親友」。
妖将軍ムザンの部下でデビルマンを抹殺するべく、友田光一という少年として名門学園へと転入してきた。
相手を一瞬にして凍らせてしまう能力を持っており、両腕の鋭い爪で引き裂く攻撃を得意としている。
劇中の行動
名門学園に明のクラスメートとして転入。
その後、度々見せる人間離れした身体能力から目を付けられるがボクシング勝負などを通じて次第に打ち解けて行く。
ところがタレちゃん含める明の周囲の人間を何人か生きたまま凍ってしまう事件が発生。
何か裏があると見て調査をしていた明が罠にかかって氷漬けになってしまったところで初めて姿を現す。
ドランゴ(・・・・できない。俺にはデビルマンを殺すことはできない!)
ところが光一としてかつての親友であるデビルマン並びに転入してきて間もない自分に優しくしてくれた美樹たちとの交流でドランゴは、人間を愛する心を持つようになってしまい、冷酷になり切れず、自ら彼を助け出してその場から逃げ去る。
そんな彼の対応にムザンは激怒。
もう一度デビルマンの討伐に向かうよう命令され、拒否するが「従わなければ死刑にする!」と処刑宣告されてしまったため、止むを得ず再び光一の姿で明たちの目の前に現れ、美樹を人質にとる。
人質に取った彼女を人気のない湖の中央で氷漬けにし、ついに戦うことになった二人。
ドランゴは、氷結能力でデビルマンの自由を奪いながら優位に進めようとするがデビルマンも美樹を助けようと奮闘し、互いに傷つきあう。
デビルマン「逃げろ、ドランゴ。デーモン一族の中でお前は俺の唯一人の友だ。それをどうして殺せる?」
胸部に重傷を負い、追い詰められるがデビルマンは背を向いて逃げるように最後の忠告する。
だが、逃げれば処刑される。
背を向いたデビルマンに向かってドランゴは凍結光線を放ち、動きを封じてとどめを刺そうとする。
デビルマンは、ギリギリのところで氷を砕き、デビルアローを放ち彼に引導を渡す。
ドランゴ「お前とは戦いたくなかった・・・・」
彼の死後、氷漬けになった人々は次々と解放されて美樹もまた解放された。
ドランゴの死体は煙を発しながら消滅し、明は友との別れを惜しみながら看取ったのだった。
余談
- 劇中のデビルマンは、上記の台詞だが第一話で同僚二人を平然と斬殺した彼とは思えぬ発言とも感じられる(ただ単に仲が良くなかっただけかもしれないが)。
- ドランゴはアニメオリジナルキャラだが『デビルマンG』にて水妖族ニクスとしてリメイクされた。こちらでは死亡することなく最終決戦でも生き残り、時には共闘したりすることがある。