「俺は全知全能の神。心に念ずるだけで、ありとあらゆる奇跡を起こすことができるのだ」
概要
CV:野田圭一
TVアニメ『デビルマン』最終回「妖獣ゴッド 神の奇蹟」に登場。
本作のラスボスで、デビルマンと同等の能力を持ち、さらに「〇〇よ在れ」の言葉を発することで、自身の思考を具現化させたり天候を自由自在に操る等々、その名の通り神の如く様々な奇跡を起こせる力を持つ。
元上司なだけあってデビルマンの性格も熟知しており、人間界に侵攻する前に明の前に現れ「邪魔をするなら美樹に正体をバラすぞ」と脅している。
技
- ゴッドカッター
ベルトのバックルから飛ばす斬撃。デビルカッターによって相殺された。
- ゴッドアロー
デビルアローと類似した技だが、角から飛ばすのではなく両手から角に超音波を広げた上で全身から光を放ちながらゴッドアローを放つ。デビルアローによって相殺された。
- ゴッドビーム
空中でデビルマンと格闘しながら放った熱光線。デビルマンをぼろぼろにするほどの威力がある。
活躍
人間界に侵攻した後、上述の奇跡の力を使ってバベルの塔を羽田空港に、スフィンクスを新宿に出現させて人間界に大混乱を引き起こす。最初はゴッドに脅迫されて手出しできない明であったが、災害に巻き込まれたタレちゃんを助けるために、ついに約束を破って変身してしまう。それを見て美樹の前に現れ、不動明がデビルマンだと暴き、目の前で変身させるも、自分の能力を披露していたことが仇となって、明の変身も「奇跡の力」のせいと信じた美樹に否定されて失敗。その言葉を聞き、決死の覚悟で挑んだデビルマンと死闘を繰り広げる。激しい戦いの末に二人とも倒れるが、明の勝利を願う美樹の心の声を感じ取り、先に立ち上がったデビルマンが最後の力を振り絞った「デビルビーム」を受けて敗北し、全身から炎を吹き出して燃え尽き消滅した。
余談
- 外見は漫画版のデビルマンに少し似ている。
- 脚本担当の辻真先氏は、ゴッドについて「ハード(能力)はいいがソフト(頭)がだめ。だって「デビルマンよ仲間になれ」って言えば終わりじゃないですか(笑)」と語っており、頭が悪いせいで折角の凄い能力を活かせない残念な敵としてデザインしたとのことである。(もっとも、そうでもしなければこんな相手に勝てるはずないとフォローもしている)