「憎め、戦え、死ぬがいい」
CV:上田みゆき
概要
第18話 「銀色の魔矢子」に登場。
全身ピンク色のナメクジ妖獣。腕の皮膜で空を飛び、口から吐き出す粘液で相手の動きを封じる。ゲルゲのような再生能力は持たないが、美女の姿に化けて幻術で男性を誘惑したり、粘液を踏んだ人間を凶暴化させて殺し合いをさせるなど、女性妖獣らしく相手の心理を利用して弄び苦しめることを得意とする。ナメクジ妖獣のため本能的に蛙を恐れる。
劇中の活躍
魔矢子という美女に化け、喫茶店「チャコ」の住み込み従業員となり、来店した少年達を魅了していた。不動明と牧村美樹が来店した際、明にも幻術をかけ誘惑したが苦手なカエルを見せられ、失敗した。その夜、トイレに起きた美樹の同級生・チャコに自身の正体を見られ、粘着性のある粘液をかけ、身動きを取れなくさせ、連れ去った。
チャコを枯れ木の中に隠した後、近くの空き地で少年二人に殺し合いをさせるが、ただならぬ気配を察して駆けつけた明に阻止されその場を離れる。はっきりと姿を見られることは無かったものの、残された粘液を明が辿ると喫茶店「チャコ」に続いていたことから、明は魔矢子に疑惑を抱くこととなる。
翌日の夜、縁日で美樹のクラスメイト・東大寺入郎とタレちゃんを誘惑するが、露店で売られていた蛙の玩具に驚いて逃げ出し、動揺して妖獣の正体を現したところを明に目撃され、正体に気づかれる。
その後、デートの約束をして同じ場所へ誘い出した東大寺とタレちゃんを凶暴化させて戦わせ、それに乗じてチャコも殺そうとするが、そこへ明が駆けつけ対峙。魔矢子の姿に戻り幻術で明を誘惑するも、明が隠し持っていた玩具の蛙に気を取られて幻術が途切れたことで明にデビルマンへの変身を許してしまい、再び妖獣の正体を現し戦闘に入る。
空を飛びながら上記の粘液でデビルマンの手足やデビルウィングを封じて翻弄するも、最期はその場にあった朽木を投げつけられ、それが胸の顔に突き刺さったところにデビルビームを撃たれ、粉々に砕け散った。
事件の解決後、行方不明となった魔矢子をなおも東大寺やタレちゃんが恋い焦がれており、彼女の誘惑は死後も解けることは無かった。