概要
ケルト神話を記録した文献において「三人のモリグナ」の言及がある。
彼女たちは姉妹で、それぞれモーリアン(モリガン)、ヴァハ(マッハ)、バズヴ(ネヴァン)という名である。
バズヴとネヴァンを別人とする説もある。
家族
『アイルランド来寇の書』によると三人はトゥアハ・デ・ダナーンの女神エルンマスの娘とされる。モリグー(モーリアン)は「アナンド」とも呼ばれている。
同書によると、同じ母から生まれたGlon、Gaim、Coscarという兄弟もいる。
後世の解釈
エヴァンス・ウェンツによれば、この三女神は一にして三なる「三相女神」である可能性がある。
この説によるなら、モリガンとマッハはバズヴ(バズヴ・カタ、バイヴ・カハ)の別側面となる。ただしウェンツも「思われる」という書き方をしており断言はしていない。
この解釈をもとにバイヴ・カハを「三相女神」としての彼女たちの総称とする考え方があり、例えば『グランブルーファンタジー』に登場する星晶獣「バイヴカハ」は三相一体の存在となっている。
関連タグ
ガラル三鳥 - モチーフの1つがこのモリグナではないかとする説がある。