概要
ケルト神話に登場するトゥアハ・デ・ダナーン(ダーナ神族)の一人で医療の神。
息子にミアハ、キアンがおり、ルーは孫、クー・フーリンはひ孫の関係に当たり、ケルト神話の基盤を作った人物の一人でもある。
異民族フィル・ヴォルグとダーナ神族との争いにて右腕を失ったヌアザにゴヴニュが造り上げた「銀の腕」を施術して彼を再び王座に導いた。
医療の神の名は伊達ではなく、フォモール族との戦いでは泉に戦死者や負傷者を投げ込んで復活させるという医療の範疇を越えた蘇生行為を行なっている…同じような真似をして主神に殺されたアスクレピオス涙目である。
また、息子の才能に嫉妬して某赤い通り魔の如く剣で滅多刺しにして殺そうとしたが、医療の神であるにもかかわらず、疫病でこの世を去ってしまうと言う医者にあるまじき側面も覗かせている。と言ってもこのエピソードは後世の脚色らしいが。
創作作品では
魔法カード「治療の神ディアン・ケト」として登場。恐らくこの神の知名度を上げた要因の一つ。
肩や谷間をチラ見せしたオバハンと言う原典からもふつくしい女神を期待した決闘者の想像すらも超越しすぎたそのビジュアルから一躍ネタ要員になる。
【ディアンケヒト・ファミリア】の主神として登場。
デビルチルドレンシリーズにクラス「コモン」の仲魔として登場。
デザインは白い髭の生えた小柄のサイエンティストと言った感じで、マッドさを引き出す為か、肌の色は緑色である。