概要
トゥアハ・デ・ダナーン(ダーナ神族)の太陽神で、「長腕のルー」の異名をとる。
キアンとエスリンとの子。父方の祖父はディアン・ケヒト、母方の祖父はバロール。
アルスター・サイクル(アルスター伝説群)に登場する英雄クー・フーリンの父親でもある。
所有する武器
槍
ルーの槍として文献に登場するのは四秘宝(四至宝)の一つと、「アッサルの槍」「アラドヴァル(アーラーワル)」「森一番のイチイの名木」「五尖槍」「叉分かれの投槍」である。
- 四秘宝のルーの槍
これについて日本では「ブリューナク」という呼称がついているが、実はこの名称は文献には登場せず、日本国外では言及されない。
- アッサルの槍
父親を殺された賠償としてトゥリル・ビクレオから得たもの。投擲した際にイチイの木を意味する「イヴァル」の言葉を唱えれば必ず命中する。
- アラドヴァル(アーラーワル)
- 森一番のイチイの名木
ケルトハルのルーンも「大釜で穂先の熱を抑えられる槍」というアーラーワルと共通する特徴を持つ。
- 五尖槍
五尖槍はルーのみならず様々な伝説や神話の英雄が使う武器の種類として登場している。
- 叉分かれの投槍(フォガ・フォガブラギ)
元々持っていた槍がケルトハルに渡った後と考えるなら、三本以上は槍を持っていたことになる。
その他
- タスラム
投石。祖父であるバロールを倒した武器。