ブリューナク
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ぶりゅーなく
ブリューナクとはケルト神話に登場する武器への、日本独自の呼称。
ブリューナクとは
- ケルト神話の神々の武器のひとつ。
- 遊戯王OCGのモンスターの略称。詳しくは氷結界の龍ブリューナクを参照。
- 格闘ゲーム『アルカナハート』の登場人物廿楽冴姫の必殺技。
- 武器を題材としたソーシャルゲーム『ファントムオブキル』のキャラクター。
- 『ワイルドアームズ4(WA4)』に登場する組織。特務局ブリューナク。
- 『デビルサバイバー2』の登場人物、新田維緒がルーグの力を宿した際に使用できる槍。
- 異世界に飛ばされたらパパになったんだがのキャラクター→ブリューナク(いせパパ)
所有者は太陽神ルー。
穂が5つに分かれており、5つの切っ先から放たれる光は一度に5人も倒したと言われている。
「必ず勝利できる」「投げると稲妻となって敵を焼き殺す」「生きていて自我を持ち勝手に敵に向かって飛んで行く」等、様々な機能が搭載されている万能武器。
……というふうに言及される事が多いが、ケルト神話について書いた写本にはこうした記載はない。
これはルーの得物として言及される槍の特徴を統合したものと言える。
「ブリューナク」という名称はそれ自体は文献のどこにも出てこない。
日本における「ブリューナク」記載例のうちで最古にたどれるのは健部伸明・怪兵隊の著作『虚空の神々』( 神話・伝説を扱う〈Truth In Fantasy〉シリーズ6冊目)である。
この書籍は新紀元社から1990年に出版されたものだが、当時は日本で確認できる海外の資料や説に乏しく、クロスチェックがしにくい状態であった。
このため複数の商業創作作品で(神話からの引用として)ブリューナクが登場することになった。
ブリューナクが原典にはない、日本ローカルネタでは?と複数人によって気付かれ始めたのはインターネットが発達し、資料を独自に読み込む人々が自身の知見を発表・交流できる場を得てからである。
詳細については発見者のサイトのページブリューナク(Brionac)(水槌氏のサイト「幻想の武器博物館」)および氏のコメントのある別サイトのブログのコメント欄を参照。
後者コメント欄ではブリューナクの語源が、マイケル・ムアコックの「永遠の戦士(エターナルチャンピオン)」シリーズに登場するブリオナックである可能性が示されている。
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