概要
デュエルターミナル第1弾に収録された(のちにGOLD SERIES2009に再録)シンクロモンスター。
カードテキスト
シンクロ・効果モンスター(禁止カード、エラッタ前)
星6/水属性/海竜族/攻2300/守1400
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
自分の手札を任意の枚数墓地に捨てて発動する。
その後、フィールド上に存在するカードを、
墓地に送った枚数分だけ持ち主の手札に戻す。
星6/水属性/海竜族/攻2300/守1400(エラッタ後)
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
「氷結界の龍 ブリューナク」の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):手札を任意の枚数墓地へ捨て、捨てた数だけ相手フィールドのカードを対象として発動できる。
そのカードを持ち主の手札に戻す。
解説
シンクロ条件に縛りがなく、効果も扱いやすいため、汎用性が高いモンスターである。そのため、カードショップなどでは高値で取引されることが多かった。
デュエルではスターダスト・ドラゴンに無効にされない除去である「バウンス」なので「破壊」より強い除去効果と言える。だが、攻撃力が2300と少し頼りないので、極力フィニッシュを決めるターンで出すのが望ましい。最悪、除去された後死者蘇生などで奪われ、こちらがピンチになってしまうこともあった。
また自分フィールドのカードをバウンスして無限ループコンボに悪用されるなど、その高すぎる汎用性で様々な用途に使われた。
歴史
シンクロ召喚全盛期に制限カードとなり、その後もレベル6の筆頭シンクロモンスターとして活躍してきたカードであったが、12/09/01の制限改定でついに禁止カードに指定された。
同朋のトリシューラとは1年にわたって共に禁止カードとなっていたが、あちらは13/09/01の制限改訂で制限復帰。
召喚時に効果を潰されたら殴るしか出来ないあちらと違い、こちらはたとえ1ターン効果を潰されても次のターンには効果を使えるため、効果潰しのカードが増えた現環境でも復帰は厳しい…。
と思ったら、2017年1月、エラッタにより禁止カードから解除される事となる。
エラッタ後は上記の通り、効果は1ターンに1回しか使えない(一回でやるなら手札が尽きない限り戻せる枚数に制限はない)、自分フィールドのカードには使えないという、主にセルフバウンスによるループコンボを封じるテキストになった。
過度の悪用は防ぎつつ、強力な除去カードとしての存在感は維持した良調整と言えるだろう。