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ワイルドアームズ

わいるどあーむず

『ワイルドアームズ』は、メディア・ビジョン エンタテインメントが制作し、ソニー・コンピュータエンタテインメントが販売したPS用RPGであり、シリーズ全体である「ワイルドアームズシリーズ」各作品のイラストに付けられるタグである。
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概要はこちらッ!編集

ポポロクロイス物語』や『アークザラッド』とともに並ぶSCE三大RPGの一作と言われている。

乾いた風の吹く荒野に銃声が響く、口笛の似合う西部劇(的なものに色々ぶちこんだ)世界観が特徴。特撮などのSFパロディネタも多く隠されている。


また本編のテキスト中において、『熱さ』を演出するために感嘆符の前に『ッ』が挿入されることが多いッ!

作品によっては雑魚敵とエンカウントしただけで「戦闘開始ッ!」と表示されることすらあるッ!

そのため良くも悪くもファンの間では「ッ!」は特別な意味を持っているのだッ!


全シリーズを通して、【グッズ】やモーションを使ったギミック解除やダメージを受けるトレジャーハンター感を出すベタなトラップ(落とし穴、壁槍など)が多数用意されているッ!

勿論それだけではなく石板に書かれたヒントやキャラのセリフを元に謎を解くモノもあるッ!

上記で述べた特撮物の怪獣が出たり、少し癖のある(?)モンスターも出現するので、それを楽しむのも一興であるッ!


物語の舞台となるべき場所ッ!編集

自然溢れる惑星ファルガイア。

しかし、遥か昔に起きた戦争により荒野化が進み徐々に退廃していく世界。

そんな中でも人は必死に生き残り、渡り鳥(冒険者のこと)となって世界へと羽ばたいていく者たちがいた。

ワイルドアームズは、ファルガイアで活躍する渡り鳥たちの物語。


シリーズ一覧を見ていくかッ!編集

ゲームシリーズ編集

ワイルドアームズ編集

1996年発売の記念すべきシリーズ第一作。

荒野化が進む惑星ファルガイアを舞台に、復活した侵略者である魔族との戦いを描く。

宣伝CMでは「学校では教えてくれないこと」が満載らしい。略称は「WA1」。


ワイルドアームズ セカンドイグニッション編集


1999年発売の第二作。「英雄」を物語のキーワードとし、変身ヒーローものの要素を多めに取り入れた意欲作にして異色作となっている。

そのためか、ボス戦の演出に代表されるようにシリーズ中もっとも特撮リスペクトが露骨に増えている(ただし、特撮リスペクト自体はシリーズに共通して存在している)。

ラストバトルの展開や演出の熱さに加えOPアニメの完成度等、シリーズ中でも人気の高い作品。略称は「WA2」。


ワイルドアームズ アドヴァンスドサード編集

2002年発売。初の女性主人公が起用され、ハードをPS2に移した。物語のキーワードは「想い出」

荒野化が前作品よりも激しく進み、海も砂になっているファルガイアが舞台。

他にも馬に乗れたり、そのまま馬上戦に入る等、シリーズ中でも特に西部劇的要素が強く見られる作品。略称は「WA3」。


ワイルドアームズ アルターコードエフ編集

2003年発売。WA1のリメイク……のようなもの。公式には「リメイクではなく贋作」ということになっている。

一部のキャラクターは大きくデザインが変わり、シリーズ中初めて声がついた。略称は「WA:F」。


ワイルドアームズ ザ フォースデトネイター編集

2005年発売。作品のキーワードは「進化」。戦闘を始めとしてシステム面が一新された。

位置取りと行動順番をよく見て、よく考える必要があるやり応えのある戦闘システム(HEXシステム)となっているが、大人の事情で開発期間が短縮されたため、ダメージ量の多さシナリオやその他の面での容量にスタッフ&プレイヤーたちに不満が残るとされている。略称は「WA4」。


ワイルドアームズ ザ フィフスヴァンガード編集

2006年発売。物語のキーワードは「独立」「先導」

初代からBGM担当していたなるけみちこ、WA2以降主題歌を担当してきた麻生かほ里氏が降板し、代わりに水樹奈々氏が務めた。

戦闘システムはWA4を受け継いでいるように見えるが中身はかなり別物となっており、プレイヤー間でも変更点に関する好悪は分かれる作品となってしまった。

クロスファイアとのデータ連動あり。略称は「WA5」。


ワイルドアームズ クロスファイア編集

2007年にPSPで発売されたSRPG。WA3以来の女性主人公。物語のキーワードは「嘘と真実」「継承」

クラスチェンジとスキルのシステム上、シリーズ中でも屈指の「戦闘の前準備」が重要な作品。略称は「WAXF」。


『XF』を最後に、シリーズの生みの親であるトータルゲームデザイナーの金子彰史氏がメディアビジョンを退社。

株式会社ウィッチクラフトを新たに設立している。今後のシリーズの展望は不明となってしまう。


ワイルドアームズミリオンメモリーズ編集

2016年12月7日、ForwardWorksの配信予定のゲームアプリを紹介するコンテンツ発表会

"ForwardWorks Beginning"にてReboot Projectと題しスマホ用アプリゲームとしてアークザラッドシリーズの新作「アークザラッドR」と共に制作が発表された。略称は「WAMM

WATVと花盗人を除くWA~WAXFまでのキャラクターが登場するクロスオーバー作品で、OPにはWA4以来の作画アニメが採用され、制作監修にはワイルドアームズシリーズを手掛けてきた金子彰史氏が携わった。

ジャンルはシリーズ初のアクションRPGであるが、従来の作品にあった謎解き要素は完全に廃されている。

2018年にサービス開始、2020年にサービス終了。それと同時に公式サイトは閉鎖されている。(ちなみにその1年後にはアークザラッドRもサービス終了に至っている)


ゲーム以外のタイトル編集

ワイルドアームズ トワイライトヴェノム編集

1999年にWOWOWにて放送されたシリーズ初のTVアニメ作品。全22話。略称は「WATV」。

他作品と同様、ファルガイアを舞台にしている事以外はストーリー、世界観、設定等は本作オリジナルなモノとなっている。また、同名だがキャラ設定が全く異なるそっくりさんという形だがWA1とWA2から一部のキャラクターがゲストで登場する。

キーワードについてはおそらく「」と思われる。


なお、主人公シャイアン・レインストームの設定は、ショタという部分を始めにジュード・マーヴェリックに引き継がれたらしく共通点が見られる。歴代主人公たちのそっくりさんが登場するというのもWA5にて逆輸入されている。


ワイルドアームズ~花盗人~編集

花盗人(未完)

1999年に月刊マガジンZにて連載していた漫画作品。作者はWA3〜WA4までのキャラクターデザインやイラストを担当した大峡和歌子氏。略称は「WA花盗人」。単行本は全2巻。


WATVと同様にシリーズ初となる漫画作品であるが、第12話で連載が停止、まだ話が続きそうな所で物語はブツ切りの如く止まってしまう。

その後、発刊された2巻巻末に第一話冒頭の数ページを使い回した「俺たちの戦いはこれからだ!」系追加エピローグが掲載され、今現在に至るまで連載再開について全く音沙汰がない事から本作品は事実上打ち切りとなっている。


小ネタとして、「特別な存在 その3」の冒頭では、単行本では削られたシーンがある。

それについては『ワイルドアームズ 10thアニバーサリーファンブック』で確認できる。シリーズファンの人は見てみよう。


もう一つは、WAXFに出てくる「豊穣の地」というキーワードはこの漫画が元ネタである。

この他、主人公マキシのキャラや設定はディーン・スタークに、守護獣エスメラルダの特徴はベアトリーチェに引き継がれているらしく共通点が見られる。


さあ、荒野へッ!編集

戦いは常に考えるべしッ!編集

ワイルドアームズにとってメイン武器とも言えるのがARM(アーム)だ。

シリーズによって、ARMの定義は違うが一貫して『銃』を指している。

他にも剣や杖(魔法)もあるが、西部の荒野で思い返してもコレ以上のない得物だと言える。勿論それだけではないファルガイアを守る守護獣(ガーディアン)の力を借り、『フォース』を使ったコマンドも存在する。それを使えば戦闘を有利に進められるだろう。

弱点属性を突いて魔法を使うも良し、圧倒的火力の物理で戦うも良し。

それぞれ自分に見合った戦略を立てて戦おう。


回復アイテムの存在意義編集

回復魔法や技もあるが、やはりアイテムも重要。

ワイルドアームズシリーズでは『ベリー(木の実)系アイテム』で回復できる(用法説明は△ボタンを押せば解る)

無理せずにアイテムを使うのもまた戦略の一つと言える。


――――がッ!


なんとワイルドアームズ(WA2から)では、この『ベリー系アイテム』は『荒野化』しているという設定のためか、かなり貴重であるので売店では売っていないのだッ!

モンスターから落とすか盗むか、花を育てている少女から貰うしか方法はない(裏には『ブラックマーケット』で売られているときもあるが終盤にならないと行けない)。

消費アイテムではあるが、使いすぎないようにしていただきたい。


セーブは小まめにッ!編集

RPGでは、絶対しとかないといけないと言えるのがセーブポイントである。

ワイルドアームズのセーブはシリーズによって、違っており街に配置してある『メモリーバード』や『メモリーゴリラ』『メモリーフィギュア』といったものが存在する。

ダンジョン内では『記録の石碑』『記録魔法陣』といったものがあるので必ずしていくことをお勧めする。なぜならボスモンスターには貴重なアイテムを持っていたりもするので、うっかり盗み忘れた保険だったり、せっかくボスまで来て倒したのにセーブをし忘れたがために最初から……といった苦痛を味合わないようにするためである。


だが、ワイルドアームズには特殊なセーブ方法や全滅してもやり直せる特殊なアイテムがある。

それが『1ギミルコイン』である。

これさえあれば、無難な戦闘でやり直しが可能となるので1枚使い逃げるという手もあるが……、これを使って戦闘に勝利しても経験値が貰えない世界もあるようだ。

1ギミルコインを笑う者は、1ギミルコインに泣く。

使いどころは自分自身で見極めよう。


探索システム、サーチオンッ!編集

目的地が見つからない……編集

WA2からマップ内にある街やダンジョンは、「サーチステム」で見つけなければいけない。ただ闇雲に走り回っても見つからないぞッ!

それだけではない、落ちているアイテムや看板もあるッ!

特に伝説の渡り鳥アラン・スミシーの言葉が書かれている看板は冒険に役立つものとなっているから必見だッ!


全ての宝箱を探すべしッ!編集

ワイルドアームズの特徴の一つ『トレジャーハント』つまり、お宝(財宝)である。

古代遺跡に眠るお宝を見つけ出すのも醍醐味、グッズ【ディテクター】を使いあらゆる場所に隠されている全ての宝箱を開けてみれば何かきっと良いことがあるかもしれない。


先に進めない?編集

ギミックに行き詰まったら【グッズ】を使ってみたり、特定の場所でモーションを使ってみたりするのも手だ。

ただ概要でも書いたが「石碑」や「キャラのセリフ」や「順番やタイミング」をヒントにしたギミックも存在するため、一概に【グッズ】を使ってみるだけではダメな場合もある。


例えば 「東から太陽は昇り、西に沈むゆく光景を私は目にする。それを二日続けて太陽が真上に差し掛かった時を歩くと新たなる道へと踏み込めるだろう」 というヒントがあれば、右→左→右→左→真ん中を通ると扉が開くといったものがある。

この場合でも、たまに続きに 「その新たなる道は開拓者の新たなる1歩となる。それは常に己が心の内にもあるのではなかろうか」 といった意味のない文言が前後に続く場合もあるので注意も必要とされている。決して騙されることのないように。


それでも、どうしても分からないそんなときは、ゆっくり手を休めて書いてある文字を何度も見直し頭を捻ってみてはいかがだろうか。


なにッ!?怪獣や魔獣だとッ!?編集

モンスターと相対する瞬間を狙えッ!編集

荒野化が進むファルガイアには多くの危険が訪れることがあるだろう。

その1つとしてモンスターの脅威であるッ!

――だが慌てるのは早いッ!

同じくWA2からモンスターがエンカウントすると君の頭の上に「!」が出るが、これをすぐさま×ボタンを押せばエンカウントをキャンセル出来るのだッ!

何事も慌てることなかれ、事態に応じて戦闘を回避したい場合はこれを利用することでダンジョン内をサクサク進められる。

ただしッ!

エンカウントキャンセルには限りがあるので、その辺も注意が必要ッ!


挑んではいけない者たちには注意だッ!編集

多少強くなったからといって油断は禁物。

ワイルドアームズの世界には、君が挑んだザコモンスターの中にはボスモンスターよりも厄介なやつがいる。

特にコイツとか

はいよるこんとん

決して勇気と無謀を履き違えてはならないことを覚えて欲しい。

逃げるのもエンカウントキャンセルで避けるのもまた勇気ある決断と言えるッ!


だが、中には逃げられない最悪なパターンもある。それが封印されているやつらだ。

ファルガイアにも歴史アリという。古の時代より飛来、生存し何者かの手によって封印されていたやつらを決して呼び醒ましてはいけない。


『畏怖』はいつからか忘れ去られ眠りにつくが陽気な音楽と共に彼の者らが再臨する。

【時代遅れの魔王】【1兆度の炎で焼き尽くす魔獣王】といった存在もまたその中の一握りと言えるだろう。


ちょっと息抜きに編集

他のゲームにもあるが、このワイルドアームズにもミニゲームが存在する。

代表的なのが【ミレニアムパズル】というものだ。

赤青黄緑の四色の箱を、同色でくっつけて消していくもので、全て消すことが出来ればクリアとなる。クリア出来れば、それなりのアイテムが手に入る。


闘技場も存在する。

戦闘に少し自信が着いてきたら戦ってみるのも一興。

連戦しないといけないが、勝てばギャラとアイテムに初回特典もついてくる。

ただし、ゲームオーバーになっても良いようにセーブはしておくようお勧めする。

闘技場の主催者『ベグッチ伯爵』も歓迎してくれるだろう。


ファルガイアに住む人たち、外部からの侵略者たち編集

ワイルドアームズには多種多様な考えを持つ登場人物がいる。

無口な主人公、焼きそば系大好きヒロイン、元囚人、元英雄から陽気な村人、卑屈な渡り鳥、1日毎にことわざを教える少女など十人十色である。


その一方でファルガイアは何故か異星人に狙われ易い。

半生体半機械化した魔族とドラゴン、名伏しがたい宇宙人、見た目からして世界観の違う二匹などが登場する。


そんなファルガイアには、余所者を嫌う村人、狂人、殺戮者、悪漢といった者がいる。

荒野の中で生き抜く人たちにとって、彼らのような荒んだ心を持つ者などが多いほうだと言える。

何が『悪』なのか『正義』なのかを考えさせられる場面も多々あるので、貴方にとってこの世界(ゲーム)で何が大切なのかを知ることが出来るかもしれない。

なぜなら我々の住む地球もまた、いつファルガイアのような荒野の世界になってもおかしくないからだ。


もしかしたら、これら全体を通して「学校では教えてくれないこと」と表現しているのかもしれない。


関連リンク編集

シリーズ公式サイト ※リンク切れ

株式会社ウィッチクラフト

株式会社フォワードワークス

ミリオンメモリーズ 公式サイト ※リンク切れ


関連タグ編集

個別編集

WA WILDARMS 金子彰史


西部劇 SFファンタジー 特撮

users入りタグ編集

ワイルドアームズ100users入りワイルドアームズ500users入りワイルドアームズ1000users入り

関連キャラクター編集

ゼットン

ラギュ・オ・ラギュラが倒せない貴方へのメッセージ

シリーズ定番の隠しモンスター『ラギュ・オ・ラギュラ』(上記イラスト)がこれに酷似している。


トニー

最終鬼畜全部トニー

ラギュ・オ・ラギュラと対をなす(?)存在。主にシリーズの序盤に登場する。


焼きそば

やきそばッ!

歴代ヒロインの好物で、シリーズの象徴。


這い寄る混沌

西暦2010年1月11日は

同名の敵モンスターが登場(表記がひらがな)。


戦姫絶唱シンフォギア

いつか夢見た想いの続きを

金子彰史氏の手がけたアニメシリーズ。WAシリーズで登場した用語やセリフ、演出が多数登場する事から「ワイルドアームズ6thシンフォギア」と一部のファンの間で呼ばれている。


プリンセッション・オーケストラ

金子彰史氏が企画原案を務めるアニメ作品。2025年放送予定。


プレイステーションクラシック

2018年12月3日発売の小型版プレイステーション。初代ワイルドアームズが収録されることが判明。


新たなる荒野の物語編集

アームドファンタジア

2022年8月27日に企画が発表されたワイルドアームズの精神的続編となるRPG。

制作スタッフには金子彰史氏やなるけみちこ氏を初め、ワイルドアームズシリーズを手掛けたスタッフ達が再集結。更に主題歌はWA4以来に麻生かほ里氏が務める。

Kickstarterにてシャドウハーツシリーズの精神的続編「ペニーブラッド」の企画と協力する形でクラウドファンディングが行われ、1ヶ月で約3.8億円もの支援額が集まり、両企画とも開発スタートが決定した。

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