概要
ワイルドアームズシリーズの第1作。
通称は「WA」「WA1」など。
ゲームの舞台はファルガイアという荒廃しつつある世界であり、キーワードとして魔族、ガーディアン、ゴーレム、「渡り鳥」という名の冒険者達、この世界では「ARM」と呼ばれる銃器等が挙げられる。
SFと西部劇を融合させた世界観、グッズを使った謎解きなど、後のシリーズに受け継がれる要素の基礎となる部分はこの時点で既に完成しており、ストーリーや音楽等と合わせて評価も高い。
後に「ワイルドアームズ Alter Code:F」としてプレイステーション2でリメイクされているが、こちらは初代に限りなく近い「贋作」である。
ストーリー
大昔に全滅したと思われていた魔族が復活し、滅ぼされつつある惑星ファルガイアを守るために、ロディ、ザック、セシリアの3人が戦う物語。
とある村で働いているロディ、遺跡を探索して絶対たる力を求めるザック、寄宿学校で巫女の力に目覚めるセシリア。
それぞれが送る日常に訪れたある一日から物語は始まる。
キャラクター
15歳。
ARM(アーム)と呼ばれる武器を使うことのできるガンウォリアー。
ザックほどではないが剣の扱いもゼペットから教わっている。
かつて魔族が用いた武器であるARMを扱うが故に人々から忌み嫌われる事もあるが、本人は心優しい少年である。
27歳。
早撃ちと呼ばれる剣技の使い手ブレードスナッパー。
亜精霊の「ハンペン」を連れて世界各地の遺跡を盗掘し、「絶対たる力」を求めるトレジャーハンター。
普段は気さくな性格だが、彼の過去には深い影の存在があった。
主要メンバーの中では唯一特殊な力を持たない人間であり、それゆえに「人間の強さ」で戦う人物。アクセラレイターなど神速の動きを見せるが、唯の人間のためハンペンによる協力でギリギリ一流の早撃ちが使えている。
17歳。
紋章(クレスト)から引き出した魔法を使うクレストソーサレスで、アーデルハイド公国の公女。
修道院で寮生活を送っていたが、母の形見だった「涙のかけら」を魔族に奪われ、それを取り戻すために魔族と戦う決意する。
魔法を使うのに大量のエネルギーを費やすため、大食漢。
特に焼きそばが好物で、大盛5人前(+お代わり付き)を一人で平らげる。
ガーディアンと交信が可能な巫女であるが、これは大戦中に先祖が遺伝子改造によって得た後天的な能力である。