クカカカカ……。震えているのですか?
パーソナルデータ(WA:F)
年齢 | 不詳 |
---|---|
性別 | 男 |
身長 | 155cm |
好きな芸術 | 美しいモノが蹂躙される様 |
嫌いな犠牲者 | 死と向き合って、なお生の尊厳を見失わない者 |
人物像
ファルガイアではない別の世界『ヒアデス』からやって来た侵略者、通称『魔族』を指揮する「終末の四騎士(ナイトクォーターズ)」の一角。ナイトクォーターズで「白の騎士」とも呼ばれる。
ナイトクォーターズの中では一番に策謀と知略に長けており、同胞であるベルセルクなどに必勝の知恵を与えている。
丁寧な口調で誰に対しても喋るが残虐且つ酷薄であり、セント・セントールとコートセイムの町民や動物を使った神隠し実験や自らの研究施設デモンズラボに連れ去るなどをして人体実験を日々繰り返して楽しんでいる(後述参照)。
容姿
巨大で怪しげな仮面から赤眼を覗かせ白いローブを全身に纏ってはいるが、他のナイトクォーターズと違い人型ではないことがわかるほど後方に伸びた身体をしている。そのローブの隙間から手と尻尾が出ているが獣のような鋭利な爪に、尾はペンデュラムのようなものが伸びている。
最終決戦時に脱いだローブの中身は、WA1だとおぞましいほど大口をしたサソリのようなバケモノで、巨大な牙をいくつも剥き出しにした背を広げ中心上部に赤い一つ目がある。WA:Fだと変更されており、腐ったドラゴンの頭部に蜘蛛の手足を伸ばすが、新旧どちらも禍々しいほど醜くおぞましい姿である。
ローブから覗く赤い瞳は、口内と尻尾に付いている目玉だったと思われる。
※無印
※アルターコード:F
ちなみに他のナイトクォーターズと違いWA1、WA:F共に容姿は一切変更されなかった(ローブの中身以外は)人物でもある。
性格
上でも述べた通り、丁寧な口調とは裏腹に生物に対しては非常に残酷な一面を持っている。
慈悲を請うアークティカ弟王には、苦しみのない「死」を与えるだけと言い笑って殺すなどをしている。
また自身の容姿を『醜い』と評するなどローブで身を隠しているのは、それが原因だと思われる。対して『美しい』ものには執着してしまい、身が喜びに震えるほどである。
その為、心身共に気高く美しい「フェンリルナイツ」の斬り姫エルミナを見て興奮し、彼女を攫い女魔族レディ・ハーケンへと変貌させ自身の傍に置き、操り人形のようにして楽しんでいる。
そんな彼にとって、ファルガイアを賭けた戦いや支配など微塵も興味など無く、たた生物の実験や改造をして命を玩具のように弄ぶことだけを生き甲斐にしている外道である。ナイトクォーターズにいるのも「遊び場」が貰えるといっただけ。
策謀に関してはプライドがあるようで、せっかく捕らえたロディたちを始末せず幽閉するにとどめたジークフリードに意見している。
小説版ではジークフリードの変貌に戸惑うも「魔族は強者に従う」という掟を守っていたことが明かされた。
戦術
実験と称して、モンスターの種を埋め込んだ人間を使って結界内に潜入させたりなど知略に長けているが頭脳派というわけでもなく実力も相当に高い。
ジークフリードと共にアークティカに攻め込み、精鋭のフェンリルナイツの団長を含め数名を殺害、斬り姫と称されたエルミナにも勝利している。
生体改造を施した魔獣なども使っては来るが、共に戦おうとはせず見物しているだけである。
戦いにおいても自ら行わず二種類のデバイス攻撃防御機「バスティス」と魔法防御機「エスペランザ」を使って攻撃したりダメージを軽減などを行う。各三体づつおり、全滅させると即座に復活する。
ローブを脱いだときは滅びの交響曲「アルハザード・シンフォニー」という音波攻撃を使い大ダメージを与えてくる。
アルターコード:Fではコートセイムでアルハザードとの一戦が追加されている。
ロディ、ジェーン、マクダレンの3人を相手取っても遊びとしか思わず余裕を見せていた。
最後
カ・ディンギルの最上部にて決戦し敗北。復讐のためではなく未来のために振るわれたザックの剣によって倒され、マルドゥークの起動を目前にして死ぬという事実を受け入れられないまま消え去った。
アルターコード:Fでは、醜い姿を晒したまま死ぬのを恐れ、子供のように泣き叫びながら崩壊し消滅した。
小説版ではカ・ディンギルの戦いにてブーメランによって両断され死亡する。
余談
WA:Fではブーメランに処刑されたベルセルクを復元している。
関連イラスト
関連タグ
ザボエラ:ダイの大冒険の悪役。魔王軍の科学者であり、人間をモルモット扱いして非道な人体実験をしていた。
ミストバーン:ダイの大冒険の悪役。白いローブで全身を隠し瞳だけが覗いているが、真の姿はおぞましいという点が共通。また敵幹部の中ではラスボスを除けば最後に倒される立場。