ゲームデザインは桝田省治、開発はアルファ・システム。通称『俺屍』。
2007年にゲームアーカイブスで配信開始。
2011年にPSPにてリメイク版が発売。
2014年7月17日に続編の『俺の屍を越えてゆけ2』が発売された。対応機種はPSVita。
概要
平安時代の日本をベースとした独特の世界観やキャラクター、健康度に代表される独自のゲームシステムで知られる。
短命(急激に成長し、約1歳半~2歳で死ぬ)と種絶(子供が作れない)の呪いを受けた一族が、神と交わる事で子を成し、代を重ね、宿敵『朱点童子』打倒を目指す。
キャラクター達は戦いに負けても死ぬし、どんなに大切に育てても死んでしまう。
容赦無い、現実的な世代交代が本作を面白くする要となっている。
そのシステムから、『人間ダビスタ』と言われる事も。
主人公一族の見た目は正統派の美男美女だったり、デフォルメ調で描かれる事もあって非常に豊か。
サポート役のイツ花にはハッチャけた部分もあるが、主人公一族を支える身もあって前向きなセリフが多め。
とはいえ時代背景もあってシリアスなシーンでは凌辱や惨殺などが容赦なく入り、プレイヤーのメンタルをゴリゴリ削ってくる。
特に活躍したキャラが寿命を迎える場面は切ないと評判。彼らが最期に残す辞世の句の数々は心に染み入るものがある。
だが彼らを忘れてはならない。私たちプレイヤーも日常と戦い、短い全盛期に子孫を残し、長い長いとされる寿命をあっという間に使い切って死んでいくのだから。
「俺の死を 悲しむ暇があるなら、一歩でも 前へ行け 決して 振り向くな」
「いつも前を向いて 歩いていくのです どんな悲しみにも 負けちゃダメ」
「子供たちよ・・・」
「俺の屍を 越えてゆけッ」「私の屍を 越えてゆきなさい」
ストーリー
平安時代、京の都は朱点童子を頭目とする鬼たちの襲撃によって壊滅寸前に追い込まれた。
事態を重く見た帝は勇士達を集め、朱点童子の住む大江山へと討伐に向かわせるが、朱点童子に指一本触れることなく、ことごとく戦死した。
そうした中、お輪と源太という一組の夫婦が朱点童子の居城・朱点閣へと迫っていった。
2人は奮闘するも、源太は朱点の罠にかかって討ち死にし、お輪も幼子をタテに捕らわれてしまう。
さらに朱点童子は一人残された幼子に2つの呪いをかける。
1つは生後わずか1年半から2年以内に死亡する「短命の呪い」であり、もう1つは人と交わり、子を生すことができない「種絶の呪い」である。
一方で、地上の様子を憂いていた神々がこの一部始終を見て、呪いをかけられた源太とお輪の子供に力を貸すことを決めていた。
神々によって助けられた源太とお輪の子は天界から派遣された、イツ花のサポートを受けつつ、神との間に子を生すことになる。そして、一族は朱点童子打倒の悲願を達成するまで戦い続ける。
神様
主人公一族は2つの呪いの1つ「種絶の呪い」により人間と子供を作ることできない。
ただし、神との間には子供を作ることが可能であるため、一族は交神の儀を執り行うことで、その血を子孫に伝え続けていくことになる。
・・・・・・実は本作、平安時代がベースという設定もあって世代交代を続けるのには限界があり、本編開始から700年以上経った1800年を越える辺りになると最強の子孫が誕生する。
後はイツ花から朱点童子を倒したいきさつを語る流れが強制的に入り、此方もエンディングとなる。
つまり、本編で一度も戦う事なく、ゲームクリアする事も可能なのである。
それが楽しいのかはまた別だが。
リメイク版追加神様
レア神様
一族職業一覧(男女共通)
声優
登場人物
一族・神様
PS版
・・・以上4名
PSPリメイク版
屋良有作・小山茉美・堀内賢雄・吉田小南美・高山みなみ
スペシャルサンクス
関連動画
PSP『俺の屍を越えてゆけ』CM
<99年当時のPS版のCMが使用されている。>
企画・イメレス
【108柱集合】:【バーンとォ】俺の屍を越えてゆけ・108柱集合絵【発売記念】