朱点童子
しゅてんどうじ
朱点童子とは、俺の屍を越えてゆけのボスの名である。
鬼だってなあ、生まれてきたからにはてめえの命はてめえのモノだ!勝手に殺されてたまるかよ!!
CV:堀内賢雄※PS版
俺の屍を越えてゆけにて、京を荒らし、主人公一族に短命と種絶の呪いをかけた張本人。朱点童子を倒し、二つの呪いを解くことがこのゲームの目的である。
この先、ゲームの重大なネタバレが入っております。
大江山の朱点童子は仮の姿で、それまで迷宮にて案内役として登場していた黄川人が本体。
赤い巨体の鬼の姿は、かつて天界の神々が黄川人を封ずるために選んだ器である。
大江山の朱点童子を倒すと幾柱もの神々が昇天するが、この神々はかつて黄川人と共に封じられた神である。
黄川人があえて主人公一族の初代を殺さず呪いをかけ生かしたのは、この器から自身を解放できるほど強くなってもらうため。
そして黄川人から、プレイヤーは天界の思惑、朱点童子の本当の意味を知ることになる。
黄川人によると、自分と姉は片羽ノお業と人との間に生まれた子であり、神と人との間に生まれた子は、凄まじい力を持つ。
それを逆手にとり、地上にもう一人朱点童子を作り黄川人にぶつける。それが天界の立てた作戦であり、主人公一族の始祖が生まれた理由である。
「朱点童子を倒すために作られたもう一人の朱点童子、それが君らの始祖の正体さ!」
物語を進めていくと、「朱点童子」の定義とは神と人との間に生まれた者であることが分かる。そして、物語内でわかる「朱点童子」は三名。
黄川人の姉であり、現天界最高神。もう一人の朱点童子を作って黄川人にぶつけるという作戦を思いついたのも彼女である。
・第二の朱点童子:昼子の弟であり、今作のラスボスでもある黄川人。黄川人by飛翔
なぜ神と人との子が「朱点」童子と呼ばれるようになったのかは、おそらく彼を一時期育てていた氷ノ皇子が青と白で構成されている忘我流水道にて唯一朱い存在である彼を「朱点」と名付けたからであろう。(ゲームでの台詞と小説版から)
・第三の朱点童子:ゲーム開始時の主人公。
また、上記の定義に当てはめると、初代以降の主人公一族は全員「朱点童子」ということになる。
酒呑童子 朱点童子の元ネタになった伝説上の鬼。