概要
七音社制作、ソニーコンピュータエンタテインメント(現:ソニーインタラクティブエンタテインメント)発売のゲームタイトルシリーズ。
後にフジテレビ系列でアニメ化、作画担当のロドニー・アラン・グリーンブラットによって漫画化されている。
2016年は生誕20周年と言う事で、2016年10月にショートアニメが放送される事が決定した。
ショートアニメはフジテレビで放送中の番組『#ハイ_ポール』の中で放送されることとなり、8月18日のパイロット版(第1話)の放送を経て10月に本放送が開始された。
ゲーム
音楽:松浦雅也
キャラクターデザイン:ロドニー・アラン・グリーンブラット
ゲームシナリオ:伊藤ガビン
セリフ:MC_RYU
ストーリーは、主人公の少年パラッパが彼の想い人サニー・ファニーを振り向かせるために様々な事にチャレンジし、すべてをラップで解決していくというもの。各ステージに登場する「先生」が先行する音楽の歌詞に合わせてボタンを押すというシステムで、後に「音ゲー(音楽ゲーム)」と呼ばれる1ジャンルの元祖となったゲームでもある。
また、『ビートマニア』などの他の音ゲーと違い、正確にボタンを押すことよりも
自身でアレンジを加えて演奏することで高評価を得ることが出来る。
「COOL(最高評価)」の状態でクリアするにはアドリブのセンスが要求される。
1996年12月6日に第一作がプレイステーションで発売。2001年には続編『パラッパラッパー2』がプレイステーション2で発売している。また外伝として、同様のゲームシステムを受け継いだ『ウンジャマラミー(1999年/PS)』が存在する。
2017年4月20日に一作目のPS4リメイク版が発売される。
テレビアニメ
2001年4月から2002年1月までフジテレビ系列で放送。全30話。
パラッパとその仲間たちの平凡(?)な日常が描かれている。
内容はゲームとは打って変わってラップはしない。そしてツッコミ不在の恐怖。
シリーズ構成はあの浦沢義雄。
2016年8月18日、ゲーム第1作発売20周年およびテレビアニメ放送15周年を記念し、ショートアニメ『PJベリーのもぐもぐむにゃむにゃ』の第1話がパイロット版として、フジテレビ系の深夜番組『#ハイ_ポール』内で放送された。本放送は同年10月から放送。
登場人物
※ CVはアニメ版のもの。
主要人物
パラッパ(Parappa)
CV:入野自由
主人公の犬の少年。大きなオレンジ色のニット帽がトレードマーク。
遊び好きでドジな性格だが、あらゆる困難をラップで切り抜けていく。
P.Jベリー(P.J Berri)
CV:菊池正美
パラッパの友人で、熊のパジャマ(P.J)を着た少年。マイペースな性格で日中はいつも寝るか食べるかしかしていないが、実はクラブハウスで人気のDJでもある。
ケイティ・キャット(Katy Kat)
CV:中山理奈
パラッパの友人で、スレンダーな青い猫の少女。ちなみに名字のスペルは「Cat」ではなく「Kat」。
新しいもの好きで、友達内で何かしらの企画を発案するのはたいてい彼女である。
『ウンジャマラミー』の主人公ラミーとは「MilkCan」というバンドの仲間で、ベースとメインボーカルを担当している。
サニー・ファニー(Sunny Funny)
CV:かないみか
パラッパの友人で、花の姿の少女。パラッパの想い人でもある。
可憐で優しい性格で、多くの男性から注目されているらしい。
ボクシーボーイ(Boxy Boy)
CV:江原正士
パラッパのパパが発明した、意思を持ったラジカセ。顔と手足がついており、喋ったりすることができる。
『パラッパ2』ではチュートリアルや対戦モードの審判として登場。また、占い機能があるらしい。
ジョー・チン(Joe Chin)
大きなアゴが特徴の逆三角形体型の犬の青年。
大きな会社を運営する大金持ち。パラッパと同じくサニーに思いを寄せており、様々なアプローチを行なっている。性格は紳士的だが、ナルシストなところがある。あと話が長い。
『ウンジャマラミー』では、ストーリーの一部に彼のグループのCMが登場するが、森林保全活動の募金CMの直後に木がすごくよく切れるチェーンソーのCMを流したり、持ち運びできないくらい巨大なノートPCを作ったりと、かなりカオス。
2001年から2002年にかけて放送されたテレビアニメ版には登場しなかったため、長らく登場の場がゲームに限られていたが、2016年に放送された『PJベリーのもぐもぐむにゃむにゃ』にて登場を果たした。
CV:安井邦彦
パラッパの父親で発明家。いつも家で変な発明をしている。
そんな変な発明が『パラッパ2』では大活躍することになる。また、サニーの父親とは同級生。
子供に躾には噛み付くらしい。
サニーの父親で軍人。頭部が鉢植えのような形をしている。
パラッパパパとは同級生。
大の甘党で、パパの発明した「ヌードルをお菓子に変える機械」にかなり興奮していた。
先生たち
タマネギ先生(Chop Chop Master Onion)
CV:MC RYU
タマネギ頭の男性。カタコトの英語で喋る「フルーシ(フルーツ)道場」の主。
『ウンジャマラミー』ではラミーの夢の中に登場。賭け事が原因で道場を失ったらしい描写が見られる。
『パラッパ2』では「ロマンティックカラテ」なるエクササイズを考案し、TV出演するまでに大ブレイクした様子。
ちなみにゲーム・アニメともに担当声優が同一である。
『PJベリーのもぐもぐむにゃむにゃ』ではパラッパたちのバイト先のカフェの店長として登場。
ムースリーニ先生(Instructor Mooselini)
パラッパが免許取得のために訪れた教習所の教官。
シカ科のような枝角の生えた女性で強面。鼻息が荒い。
カエル先生(Mr.Prince Fleaswallow)
ヒッピーのような風貌のカエルの男性。パラッパが車代を稼ぐためにアルバイトするフリーマーケットの店長。
アニメ版では、かつてはプロサーファーを志していたらしい。
ニワトリ先生(Cheap Cheap The Cooking Chicken)
料理番組「Cheap Cheap Cheap」の講師のニワトリの女性。
上品な口調とは裏腹に、かなり汚い単語を連発する。怒ると卵を生む。
MC.キングコング・ムシ(MC King Kong Mushi)
CV:若本規夫
パラッパの住む街で一番人気のカリスマラッパー。黒人系歌手を思わせる綺羅びやかな服装のクモの男性。
1・2ともにラストステージに登場する、所謂ラスボス的存在。
(ゲームの内容上、別に宿敵とかというわけではないが)
CV:三ツ矢雄二
街のカリスマ美容師のタコの男性。
性格は女性的だが、興奮すると顔(体?)が真っ赤に変色して暴走する。体に見える部分は壺。
アニメ版では、昔はプロレスラーになりたかったらしい。
アニメオリジナルキャラクター
マット・メジャー(Matt Major)
CV:鈴村健一
PJとクラブで知り合い、彼を経由してパラッパたちと友人になった犬の少年。
成績がよく運動神経も高いため女子からの人気も高いらしい。
ときどき携帯電話で誰かに近況を報告したりしている。携帯のデザインも毎度毎度変わる。
ポーラ・フォックス(Paula Fox)
CV:小林晃子
パラッパの街に引っ越してきた狐の少女。
勝気で仕切り屋な性格をしているためケイティとはよく衝突するが、基本は仲良し。
ピント(Pinto)
CV:mikko
パラッパの妹。口数はあまり多くはないが兄を慕っており、頼りない兄の面倒をみたがるおませさん。
ボクシーボーイが盗まれた際は街のラジオDJに協力を願い出るなど、時には大きな行動に出る。
ウーイー(Uee)という名の謎のペットをいつも連れている。
CV:内藤玲
パラッパの住む街を恐怖のどん底につき落とすことを目論む(理由は不明)、紫色のウサギの男性。
しかしやることはけっこう小さかったり的が外れてたりする。
CV:陶山章央
ガスターの相棒の紫色の猫科(?)の男。寸胴な体型。
CV:飛田展男
消防署の署長。牛っぽくみえるが犬(ダルメシアン)の男性。
『ウンジャマラミー』には2ステージの先生として登場していた。
ちなみに、パラッパの母親の職場の同僚でもある。
(背景で跳ねて踊ってた金髪の隊員がパラッパママではないかと目される)
CV:上田敏也
パラッパ達の担任。名前の通り普段は非常にシャイな中年男性だが、足にバケツを突っ込まされて性格が180°変わり暴走したことがあった。最終回に登場した時は、蝋燭の描かれた帽子をかぶっていた。
CV:巴菁子
パラッパ達の学校の先生のひとりである紫色のカバ。融通の利かない典型的な大人。
アニメ主題歌
オープニングテーマ
「LOVE TOGETHER パラッパラッパー~MIX~」 (Episode1 - 15)
作詞・作曲 - 西寺郷太 / 編曲・歌 - NONA_REEVES
「Attitude」 (Episode16 - 30)
作詞 - 川村真澄 / 作曲 - AKIRA / 歌 - Crystal_Kay
エンディングテーマ
「SCHOOL GIRL」 (Episode1 - 15)
作詞 - YUKI&CICO / 作曲・編曲 - ACCRRAAA J,PAVEL / 歌 - BENNIE_K
「イエローバルーン」 (Episode16 - 30)
作詞・歌 - CHARA / 作曲 - Shigekazu Aida&CHARA
関連タグ
フジテレビ系土曜日夕方6時台アニメ・特撮枠 4月から半年間の放送枠
外部リンク
余談
ここだけの話、実は2001年のアニメ版パラッパラッパーは淫夢による風評被害を受けた銀河旋風ブライガーやBLEACHに並ぶコンテンツの一つとなってしまった。
その桁違いの風評被害ゆえに『本当に申し訳ない』、『ゆるして』、『マジでごめんなさい』といった具合に淫夢側が一生分ともいえる謝罪する事態になった。
主な理由⇒月曜先輩