概要
『パラッパラッパー』の外伝にあたる作品で、ゲームシステムを前作から受け継いでいるプレイステーション専用の音楽ゲーム。1999年発売。音楽はラップからギター演奏に変更されており、先行する「先生」の歌に続いてボタンを操作し演奏する。
ストーリーは、気の弱いギタリストの少女ラミーが自身のバンド「MilkCan」のライブ会場に向かう間に様々なトラブルに見舞われるが、ギター演奏によってそれを乗り越えていくというもの。
また、本編をクリアすると前作の主人公であるパラッパが使用可能になり、各ステージのラップアレンジヴァージョンでゲームをプレイすることが出来る。
登場人物
※主に本ゲーム内での立場を記す。詳しい説明やアニメ版での扱いについては、それぞれのキャラクターの記事または『パラッパラッパー』の記事を参照のこと。
主要人物
ラミー(Lammy)
主人公。気が弱く引っ込み思案なヒツジの少女。バンドグループ「MilkCan」のギター担当(左利き)。
普段は常にオロオロとしているが、ギターを手にするとあらゆる困難を乗り越えられる力と自信を発揮する。遅刻常習犯。
ケイティ・キャット(Katy Kat)
前作『パラッパラッパー』にも登場した青い猫の少女で、「MilkCan」のリーダー。
ベース&メインボーカル担当。遅刻常習犯。
ステージ7では先生役も務める。
マーさん(Mar)
頭にダイナマイトの導火線のようなものが付いたタスマニアンデビルの少女。
バンドグループ「MilkCan」のドラム担当。小柄だが腕力が強く、時には巨大な建物も一撃で破壊してしまう。東洋系出身で、謎の言語で話す。読書家。遅刻常習犯。
ウラミー(Rammy)
地獄で活動しているフリーのギタリスト(右利き)。ラミーをそのままモノクロにしたような外見をしている。
二人プレイ専用のキャラクター。本編ではテリヤキヨーコのライブで出番を奪われたことに因縁をつけてくる。 ちなみに彼女も遅刻癖があるらしい。
パラッパ(Parappa)
前作『パラッパラッパー』の主人公。大きなオレンジのニット帽を被った犬の少年。
本編クリア後に彼を主人公としたストーリーをプレイ出来るようになる。 パラッパでプレイすると、ラミー編とは少し違うボタン配列になる上、音楽や歌詞もラップ調になる。
先生たち
タマネギ先生(Chop Chop Master Onion)
前作に引き続きステージ1を担当。道場経営に失敗し、継ぎ接ぎだらけの服を着たみすぼらしい姿で登場する。
なお、このステージはラミーの夢の中という設定のためか、パラッパモードではプレイすることができない。
パドル隊長(Chief Puddle)
ステージ2を担当。パラッパタウンを火災から守るため日夜奮闘する勇敢な消防士。
働くことと食べることが大好き。
ピラー婦長(Cathy Piller)
ステージ3を担当するイモムシの女性。この道50年のベテラン看護師で、産婦人科の病院で働いている。
ピザの食べ過ぎでお腹の膨れたラミーを妊婦だと勘違いし、自らの病院に招き入れた。
フッセンペッパー機長(Captain Fussenpepper)
ステージ4を担当。本作では珍しい人間キャラの一人である。元々は軍人であったが、味方の基地を誤爆したことにより退役。現在は民間の航空会社でパイロットとして働いている。
二重人格。頭に物がぶつかるなど強いショックを受けると、温厚な性格と厳格な性格が入れ替わる。
チャック店長(Paul Chuck)
ステージ5を担当。楽器屋の店主であり職人。商品は全てオーダーメイドで、素材となる木を店長自らがチェーンソーで切り出すことから始める。
新しいギターを求めてやってきたラミーも楽器作りに巻き込まれ、彼と一緒に裏の森で木を切る羽目になった。
テリヤキヨーコ(Teriyaki Yoko)
ステージ6を担当する地獄のアイドル。強気な言動が目立つ一方、か弱く女らしい一面も併せ持っており、「そのギャップがたまらない」と彼女を支持する隠れファンも多い。
ライブに出演予定だったギタリストのウラミーが遅刻したので、その代役としてラミーを立てた。