曖昧さ回避
ケルト神話、ケルト史にはヴァハ(マッハ)の名を持つ人物が複数登場する。
- パーソロンのヴァハ。エリン(アイルランド)に第一に上陸したパーソロン族の娘。
- ネメドの妻ヴァハ。第二の種族ヌミディア族の祖ネメドの妻。
- モリグナのヴァハ。ダーナ神族のエルンマスの娘。本項目で解説。
- 赤いたてがみのヴァハ(Macha Mong Ruad)。紀元前五世紀の王アエド・ルアド(Áed Rúad)の娘。
- Cruinniucの妻ヴァハ。アルスター・サイクルに登場する家畜の飼い主Cruinniucの妻。
概要
『アイルランド来寇の書』では姉妹としてモリグー(モーリアン)、バズヴがいると記載されている。
この書物によると、フォモール族との戦いにおいて邪視を持つバロールによって息絶えたという。
『レカンの黄書』ではこの姉妹を「三人のモリグナ」と呼んでいる。この写本に収録された『オマルコンリーの語彙集』によるとMesrad Machae(ヴァハの木の実)という言い回しは「屠られた男達の頭部」を意味するという。
「MS H 3.18」と呼称される写本では彼女含む三姉妹は「大ガラスの女たち」と呼ばれ戦いを煽動するとされている。
姿
赤い髪を持ち、真っ赤なドレスとマントを着用し、赤い一本足の馬に引かせた戦車に乗るという情報があるがブリューナクの初出でもある書籍『虚空の神々』以前の出典はまだ発見されていない。
ヴァハをモチーフにしたキャラクター
『カードファイト!!ヴァンガード』のユニット。
名称はマッハ。
サーベルを持った赤い妖鳥。
『サガスカーレットグレイス』に登場する魔術を司る女神。