概要
魔族もしくは巨人族といわれるフォモール族の、下半身もしくは手足がない異形の巨人王で、その姿から「脚無し王」という異名があり地を這うように移動したという。
かつて魚と鳥の上に住んでいたといわれるフォモール族は、キッホルに率いられた一本腕一本足の異形の兵たちとともに、ノアの大洪水から100年ほどたち、豊かな大地となったアイルランドにたどり着いた。
そこで200年間平和に暮らしていたが、そこへ攻め込んできたバルホーロン族(パーソロン族/パルホロン族)にイーハ平原の戦いで敗れ、北の海に追いやられてしまった。
しかし、パルホーロン族は翌日に流行始めた病により王子であるトゥアンを残し滅びてしまったという。
一説によるとこの病はキッホルが持ち込み流行らせたもので、ペストであったともいわれており敵だけではなくフォモール族にも大きな被害を及ぼしたとされることもある。
日本の創作では『幻想世界の住人たち』という書籍において紹介された、胴しかない巨人キコルや下半身がないケンコスと同一視されるが、実は王としての名キホル・グリケンホスを2柱の神格として分離してしまった誤表記であるのだという。
創作での扱い
黒鷲の学級のフェルディナント=フォン=エーギルが所持する「キッホルの小紋章」が登場。戦技使用時に相手がたまに反撃不可になる。
下半身が触手という解釈のケンコスが登場。
登場人物キホールのモチーフ元である。