概要
2005年にマレーシアで女性を襲ったナイフを持った男で、全身が黒い油まみれで目は赤く光っていたという。マレー語でオランは男、ミニャクは油を意味し「オイリーマン(油男)」ともいわれる。
2008年にはマレーシア理科大学の女学生が、オイルまみれの男に暴行されるという事件が複数回発生し、オラン・ミニャクの仕業だと大騒ぎになったという。
2012年にはセランゴール州ゴンバ郡で、10日間にわたって目撃される事件が発生。家屋の天井に油の染みた手形などの物的証拠も残されていた。
一説によると、モテない男が美男子になるために魔術を使ったが、失敗して油まみれの怪人に変わってしまったものであるといわれる。
2006年には全身にオイルを塗って民家に侵入した、模倣犯の男が逮捕されるという事件も起きている。
なおセノイ族には「ハントゥ・ミニャック(油お化け)」というお化けの伝承があるが、これは儀式で身体に油を塗った若者に憑依する精霊のことで、全く異なるものである。