概要
マレー半島にあるマレーシアで伝承される、口ひげを生やした老人のような姿をした妖怪で、強い風が吹く季節になると風に乗って飛んで来る。
特徴的なのはとても大きな陰嚢で、飛んでいないときには自分の両手で持たなければならないほど重いのだという。
この妖怪が紛れている風に当たった男は、この妖怪と同じように陰嚢が腫れてしまい歩行困難になってしまうために恐れられた。
なおこの名は水木しげる氏によって名づけられた和名で、現地では「Bès Burut:ベス・ブルット」や「Hantu Burut:ハントゥ・ブルット」と呼ばれており、大きな陰嚢を持つ木彫りの像が残されている。