概要
マレー半島のマレーシアに住むジャ・フー族が伝承する妖怪で、獣のような耳を持ち腹が突き出た姿をしているのだという。
川の中の泥や川床の穴に棲んでおり、住処に毒の小便をするといわれている。
ビディの棲む川に入った者は、その毒気によって足から腹にかけて痛みが生じ、腹が突き出た姿になってしまうのだと恐れられた。
なおジャ・フー語では「Bès Bidi:ベス・ビディ」、マレー語では「Hantu Busong:ハントゥ・ブソン」と呼ばれている。
創作での扱い
※中段右
CV:落合福嗣
「6期」27話で登場。
頭と股間に葉っぱを付けた眠たそうな顔の獣妖怪。
西洋妖怪の侵攻により、故国から命からがら日本まで逃げ延びてきた。
亡命した先のゲゲゲの森を流れる小川に故郷と同じようにおしっこをしてしまい、下流で洗顔とうがいをしていた子泣き爺はそれを見て卒倒してしまった。
最後は狼男ヴォルフガングに核となる魂ごと消滅させられてしまった。