概要
その姿は浅黒い肌、もしくは灰色肌であるブロンドヘアの美女である。
しかし緑色のローブまたはドレスで隠された下半身は山羊そのものであり、家畜や牧夫の守護者とされる反面、ハッグやバンシーの一種であるといわれ、歌や踊りで魅了した男を隠れ家へ連れ去って血を飲むという恐ろしい存在であるともされた。
ミルクを石の窪みに捧げることで神託を得ることができ、両親が農作業中に子供を見守ってくれる慈悲深き神格であるともされる。
元は不治の病にかかってしまった貴婦人で、妖精の加護により病は退けたが下半身が山羊の姿の「緑の婦人 (maighdean uaine) 」になったという伝承が有名である。