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エイリアンビッグキャット

えいりあんびっぐきゃっと

エイリアンビッグキャットとは、イギリスにいるデカいネコ科の生き物である。ありえないデカネコ生物なのでエイリアンビッグキャット。略してABC。
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概要編集

エイリアンビッグキャットとは、イギリスの人々が恐れる謎の生物である。モギィー、ファントムキャット、ABC、ブリティッシュビッグキャット(BBC)と、物々しい呼び名が無駄に多い。


英国の他、オーストラリアピューマの生息地であるアメリカ合衆国で目撃されている。ロンドンなどの大都市でも発見されており、日本でも1971~1972年に和歌山県ライオンのような生物が目撃されたという話もある。

体色はショウガ色あるいは黒で、大型のネコ科生物(ピューマとかチーターとか)くらいの大きさをしており、人を食べる、とされる。ただし家畜被害はあるが人が食べられた被害は確認されていない。


またテレポーテーションが出来るとも言われており、空気に溶け込むように姿を消すと言う証言もあった。その為か目撃されると動物園の職員と警察が出動して捕獲作戦が展開されるが、でかいくせに捕まらないどころか居なくなってしまうので「テレポーティングピューマ」とも呼ばれている。

中には「足跡があった」という報告もあるが、たいていはそこらへんによくいるただでかいだけの犬のものである。

その他、「ABCだと思ったらぬいぐるみだった!!」という事件が何回かある。


発見史編集

目撃例でもっとも古いのは18世紀という説もあるが、妥当なのは1927年頃とされる。有名なものは1960年代から。

1980年頃、ヒツジの襲撃に悩まされた農家の人が仕掛けた、ABC捕獲用の罠に引っかかったピューマが、動物園で保護された(フェリシティと命名されたそれは、人に慣れており、人がもふもふできたらしい上、高齢なので、動物園で人気を博した後、死亡後は剝製になったが、「ヒツジを襲えたか」についてはかなり疑問がある)事件の後、チーターや、地元の大型猫と言われていた目撃証言が、逃げ出したペットのピューマをデフォルトにしたものが多くなった。

2000年以降は、捜している方々が「保護動物」としてABCを調査している。


創作での扱い編集

ネコ科との見間違えは世界共通のものであり、日本では1981年にエリザベート氏によりエルバッキーが報告され、ミュージシャン・大槻ケンヂ氏は真実子猫ドルバッキーについてや、猫かと思ったら食パンだったという体験談を歌として発表している。


ロボットアニメ『機動警察パトレイバー』では、製薬会社の実験動物正体説がモチーフの「魔の山へ行け!」というエピソードがある。


やはりというかなんというか編集

正体はヒョウなどの大型ネコ科動物ということでほぼ確定している。

というか今までの報告でなぜ普通の生き物説が否定され続けてきたのか甚だ不思議である。

2011年にイギリスで捕獲されたABCの体を調べたところ、その骨格等の特徴は野生のヒョウとまるっきり同じである事が判明した。


ところで、本来イギリスにはいるはずのないヒョウがなぜイギリスにいるのか。

それは、1960年代から70年代にかけて外国の猛獣のペット化が流行り、街中でもヒョウやピューマに首輪を着けて連れ歩く人の姿が多く見られるほどのブームになっていたが、程なくしてそれが法律で禁止されてから持て余す飼い主が増え、次々と野山に捨てられた結果野生に返ったというのが実情である。猛獣をペットにするなど一部のお金持ちにしかできない余興であり、事情を知らない一般人に普通では見かけないヒョウの姿が化け猫に見えてしまうのも宜なるかな。

その正確な事情が知られないまま脚色が繰り返され、UMAに仕立て上げられた悲しき野生動物、それがエイリアンビッグキャットなのだ。

宇宙生物でこそなかったものの、「エイリアン」という単語は本来「異邦人」を意味し、事実彼らは異国の住人であったため、ABCなる俗称も案外的を射ていたと言える。


ただし正体こそ判明したものの、彼らのイギリスにおける生態については判明しておらず、どこで生活し繁殖しているか全くと言っていいほどわかっていない。

先述のヒョウに関しても、DNA鑑定でも正確な種までは判明しておらず、現地での自由交配の結果誕生した雑種、あるいは新種の可能性が浮上している。


正体が判明してなお謎を謎を残す結果になったものの、おかげで多くの研究者たちの興味・好奇心に火を点けたのは想像に難くない。


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