概要
正式名はアルターゴゾ・エルバッキー・ムニューダー。
1981年7月22日に、神奈川県横浜市でエリザベートが目撃した宇宙生物であるというUMAである。
外見は赤茶色の猫そっくりであるが、眼が発光しており尻尾はビーバーのもののように大きい。
穏和な性格で人間の言葉を理解する知恵を備えており、現在の姿はエルバッキーの霊化した姿とされる。
エリザベートは夫婦でドライブ中にこの存在に出会って写真を撮影したが、何故か現像した写真は犬に食いちぎられてしまい特徴的な尻尾の全貌は検証不可能となってしまった。
しかしエリザベートは、同年の8月12日夜中の12:15~12:50、九州の新燃岳の基地にいるというアルファー一等星のナガンダ・ムーとアンドロメダ星のピーガ・パゴイラから、エルバッキーの持つ重要な使命を聞くこととなった。
それによるとアンドロメダ星座からやってきた高度な霊的存在であるエルバッキーは、眼から放つレーザー網光線を用いて、地球を破壊する可能性がある核兵器、毒ガス、臭素ガスが埋められている場所の調査及びそれらの弱体化と中の濃度を調べるためにやってきており、エリザベート夫妻の行動や生活態度も見守っているということだった。
またエルバッキーは地球には3匹来ており、残りの2匹は日光の高原山と秋田市の湯沢台にいることを教えられたのだという。
また他の異星人を名乗る存在からも、有害な物質の監視をしてくれているという内容のメッセージがあったという。
余談
地球の危機を伝え監視する為に雷神系の星より送り込まれた“エルバッキー・ムニューダー”というものもおり、こちらは宇宙より平和のメッセンジャーとして下りてきた魂の人間にのみその姿を見る事とコンタクトする事が可能であり、それ以外の人間にはその存在すら認識できないらしい。
実は...
この宇宙生物についての情報はエリザベート(光本富美子)・大石隆一共著の『異星人からのメッセージ』(1982年)という書籍に掲載されていた内容であり、普通の猫の写真を元に造られたストーリーなのでは無いかと「と学会」による『トンデモ本の世界』で考察されている。
これ以外にも実は正真正銘のただの“猫”で、光る眼についても写真撮影の際のフラッシュの反射で目が光って見えるのは当然と指摘しているものもある。
創作での扱い
ボーカルの大槻ケンヂ氏が自著で言及しており、「暴いておやりよドルバッキー」の歌詞に登場するドルバッキーのモデルとしている。
- ワイルドアームズシリーズ
光を当てると目が異様に輝く宇宙生物という設定の猫型モンスターとして登場。
猫娘族のランク5で状態異常無効である。
「秘密結社ブラックロア」所属の宇宙猫怪人(CV:原田ひとみ)で性癖が歪んでいる。
- アルプス伝説
ギャグ漫画家田丸浩史作のワンゲル部・デスメタル漫画で、何故か登場エピソードがある。
このエピソードが収録された完全版が刊行された際、表紙寺田克也画で、『スペースアルプス伝説』に題名が変わったことに何か関係が・・・