概要
AGRAVITYBOYSに登場するキャラクター。通称コージ。
自由連合所属の地球人である主人公格であるサガ、クリス、ゲラルト、ババが地球型無人惑星であるα・ジャンブローに降り立った時に突然四人の前に現れ、地球の技術をはるかに超える物品を彼らに与えてくれる存在。
分かりやすく言えば、コージえもん。
しかし、下記の項目からもわかるが、別に地球人を助ける存在ではなく、単に自分が面白がるために彼らを引っ掻き回して遊び倒すために味方をしているだけで、優しさからそう言うことをしているわけではない。
人物
(画像右)
サガ達四人よりはるか高次の世界からきたとされる未知数な存在。
正確にはα・ジャンブローの住民ではないが、帰るべき地球が滅亡したサガたちの元に突如として現れた。
地球人をはるかに超える知識と第3の手や第5の手と呼ばれる特殊能力を有し、『手』の力によって転移や記憶共有などが可能。また、地球よりも遥かに進んだ科学技術も所有しており、度々現れては四人の元に不思議な道具を置いていく。
正式な名前は不明で、サガからは「高次存在さん」もしくは「コージ」と呼ばれている。
サガたちに地球の人類は核戦争によって本当に滅亡したことと、それを救うためにはタイムマシンを作ること、そしてそのすべてがα・ジャンブローに存在していることを教える。
その性格は自他ともに認めるサディストで、サガたちに様々な道具や知識を与えては、それによって大騒ぎする地球人たちを見て楽しんでおり、基本的にはサガたちの事は見下している。
一方で、他人への優しさや思いやりを見せるときにはサービスで重要な情報や道具を渡したり、基本的に嘘はつかない(でも、誤解を招く言い方はする)と言った誠実な側面も垣間見える。この側面は、サガ達地球人より高等であるが故に虚言など下劣な行為で存在を軽んじられてはならないと言う一種の矜持も含んでいる。
なんやかんや、α・ジャンブローに到来した地球人類八人たちのことを気に入っているようで、自分と似ているやつに間違われると拗ねたり、サガたちに生きる為のヒントを与えたりしている。
第〇の手
光の触手と言う形で複数の手を持っている。
第3の手は言語を介さずにあらゆる知的生命体と会話を行うことができるものであり、第5の手は空間を超越することができる。
少なくとも第5の手に関しては、コージ以外にも所持している存在がいるようだが、コージはその中でも特に優れた技術を持つ存在であるらしく、似たような第三の手を持つ存在を相手に、第三の手を使って記憶を弄るという応用技術を見せた。
オモ・ポイント
サガたちとの取引の為に設定したポイント。
自分が面白いと思うことをサガたち地球人がするたびに加算されていき、ポイントに応じて便利な道具や必要とされる技術、そして様々な知識を与えてくれる。
此処では便宜的に、作中で地球人たちを助けたことの総称として扱う。
ジェナダイバージョン
人類の性別を反転させることのできる薬。
この薬の凄いところは、性別の反転は肉体だけでなく精神にも及ぶこと。
つまり、男の身体から女の身体に反転した場合、女の身体になってエロいことしたいとは思わない。
超光速通信機
文字通り、光速で通信できる装置。
半径2000光年以内ならば、タイムラグなしで通信でき、地球よりもはるかに高度な文明を持つ宇宙人相手とも情報をやり取りできる。
高次存在は地球人を相手に、これとメイドさんサービスを天秤に掛けさせた。
宇宙メイドさんサービス
銀河中にメイドさんを派遣するサービス。
超光速通信機との天秤で、お障りなしを条件に、派遣料金を高次存在持ちで、一日に一度地球人たちの生活を支援することを条件に、可愛いメイドさんを派遣してもらうことができる取引を持ち掛けた。
スペースエロ本
宇宙に存在する様々な種族を取り扱ったエロ本。
表紙に載っていたのは、スライム状の宇宙人だった。
α・ジャンブローに関する様々な知識
α・ジャンブローに滞在する地球人にとって一番重要かつ、必要とされるもの。
α・ジャンブローを生き抜くにあたって、地理・植生・生態系などは、絶対的に必要な知識であり、ギャグ的ではあるものの、実際に死にかけるような目に遭ったことのある自由連合組は、特に薬草の知識によって一命を取り留めたことがある。
銀河の文明に関する様々な知識
全地球人類そのものにとって一番重要かつ、必要とされるもの。
作中時間における20年前に、地球の人類は核戦争によって滅亡している。
しかし、高次存在の助言によって、銀河にはタイムマシンが既に存在・一般化しており、タイムマシンを手に入れることで、地球を救うことができるということを明かした。
その為、タイムマシンにまつわる知識・技術、ひいてはタイムマシンそのものに直結している銀河の文明は、地球を滅亡から救う希望として地球人類にとって重要なものである。