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未来デパート

みらいでぱーと

藤子・F・不二雄原作の漫画・アニメ作品『ドラえもん』に登場する未来のデパート。
目次 [非表示]

概要

藤子・F・不二雄原作の漫画・アニメ作品『ドラえもん』の主人公・ドラえもんが生まれた22世紀に存在するデパート。

主にひみつ道具を販売しており、作中でもドラえもんはこのデパートから「タイムメール」を使用してひみつ道具を購入し(TCプラス6巻収録「そっくりペットフード」等)、「タイム小包」(TC31巻収録「やどり木で楽しく家出」等)及び「タイム宅配便」(『創世日記』。ただし原作版での名称は不明で、この名称は『決定版ドラえもん大事典』に記載されている)等で現代に配送して貰っている。

それだけでなく、時にはデパートから試供品(TCプラス3巻収録「ドラえもんがいなくてもだいじょうぶ!?」)や広告(TC42巻収録「深海潜水艇たった二百円!!」)が届くこともある。


また、どの商品ものび太のママから貰う小遣い(TC9巻収録「無人島の作り方」。金額は明言されていないが、仮にのび太と同じ金額だとすれば毎月500円〈TC22巻収録「税金鳥」。派生作品を含めれば、2021年版「上げ下げくり」では1000円〉)でやりくりしているドラえもんや、かつてはお年玉を50円しか貰えなかった(TC1巻収録「未来の国からはるばると」)セワシが普通に購入出来るほど安価であり、下記の通り全知全能の力を行使出来る道具さえ子供の小遣いレベルの価格で販売している


未来デパートに限らず、ドラえもんがひみつ道具を購入した際に「タイム小包」で配送して貰うことが多いのだが、時にはバーゲンセールを狙う等で直接22世紀へ買いに行くこともある(TC22巻収録「のら犬「イチ」の国」、TC32巻収録「本はおいしくよもう」、TC42巻収録「感情エネルギーボンベ」、『鉄人兵団』)。また、配送を依頼した際は瞬時に届くこともある(上記の「深海潜水艇たった二百円!!」及び「そっくりペットフード」等)。参考として『決定版ドラえもん大事典』では、配送して貰うより直接デパートへ行って購入した方が安くなると解説されている。


上記の通り、未来デパートは試供品や広告を送ってくる場合があるのだが、そのやり方が過剰なのである。上記の「ドラえもんがいなくてもだいじょうぶ!?」では、数多くの試供品が届いた際、ドラえもんは全てゴミ箱に捨てている。のび太がそれを拾い上げて使用しようとした際、紙袋に入れなければ持ち運べないほどの数がゴミ箱に入っていた。

また、上記の「深海潜水艇たった二百円!!」では、巨大な封筒に入ったカタログが届いており、ドラえもんはその封筒を見ながら「未来デパートから商品カタログを送って来たんだ。目立とうと思ってこんなでっかいの」と発言している。それだけでなく、TC45巻収録「ガラパ星からきた男」では、セールスロボット「ウリッコ」を送り付け、立体映像(作中では「実感映像」と呼ばれている)を見せてまで商品の宣伝を行っている


デパートの外観及び内装がどうなっているかは、原作版の作中で描かれたことはない。しかし上記の「ガラパ星からきた男」では、未来デパートが運営するガラパ星生物進化研究所が登場する。それだけでなく、のび太がこの研究所を訪れた際、そこで勤務するセールスマンが「怪しい者につけられなかったでしょうね?」、「ライバル会社との競争が激しくて…何か良い物売り出すとすぐに真似されちゃうから」と述べている。


未来デパートに限らず、22世紀に存在するデパート(ひみつ道具を販売している店)は購入者の支払い能力を確かめず、仮にのび太のような小学生でも後払いで商品を購入出来てしまい、それでいて購入した物を返品出来ない場合がある。

TC7巻収録「未来からの買いもの」では、のび太が未来の商品が掲載されたカタログ(作中では「通心はん売のカタログ」と呼ばれている)を使用して500万円分の商品を購入してしまった際、ドラえもんが「返品は認められないの!」と言っている。

それだけでなく、のび太が購入した商品の中には欠陥品も存在しており、のび太(購入者)の元へセールスマンがやって来た際は「他にお買いになった品は、無料にしますので、どうかこのことを秘密に……」と発言しながら、欠陥商品を販売したことの隠蔽すら行っている。


それだけでなく、コントロールが効かない「空飛ぶうす手じゅうたん」(TC29巻収録「空飛ぶうす手じゅうたん」)、移動先がズレてしまうことが多発した「どこでもガス」(『アニマル惑星』)、派生作品を含めれば、「ころばし屋」と比べて危険過ぎる「ころばし屋Z」(水田わさび版アニメオリジナルエピソード「最強!ころばし屋Z」)、仮想空間での痛みを現実の痛みと感じてしまい死者が出てしまった「なりきりチェス」(『ザ・ドラえもんズスペシャル』12巻収録「王の倒し方」)等、発売中止になるほど危険な道具や欠陥品を売り出してしまったこともある。


派生作品を含めれば、下記の「二十二世紀デパート」及び「新世界デパート」が未来デパートに統合されている場合がある。例えば水田版アニメ「大あばれ!のび太の赤ちゃん」(TC8巻収録「人間製造機」を原作としたエピソード)では、原作版では「人間製造機」を引き取りに来たのは新世界デパートの店員だが、こちらは未来デパートの店員に変更されている。


派生作品

大山のぶ代版及び水田版アニメでは「未来デパート通販マシン」というアニメオリジナルひみつ道具が登場し、これを使用すれば、いつどこにいても未来デパートの商品を購入出来る様子が描かれている。

その一方で、2009年版「のび太は世界にただ一匹」では、配送が認められていない商品が存在しており、ドラえもんが「タイムマシン」に乗り込み、直接買いに行く様子が描かれている(原作版では「配送出来ない」と明言された商品は存在しない)。


水田版アニメオリジナルエピソード「その日、すべてがネズミに!」では、未来デパートはひみつ道具の修理も受け付けており、ドラえもんが「世界変換マシン」の修理を依頼した際は「修理用CD」を配送してくれる様子が描かれている。


他店

上記の「未来デパート」以外にも、ひみつ道具を販売するデパートは複数存在する。


  • 二十二世紀デパート

上記の「未来デパート」と同様に、原作版の作中で何度も存在が言及されたデパート(作中では「二十二世紀のデパート」と説明されたデパートも存在するが、便宜上こちらの項目で解説する)。

ドラえもんはこちらのデパートからもひみつ道具を度々購入しているのだが、このデパートの特徴は誤配が非常に多い

作中では「クローン培養機」(TC27巻収録「ジャイアンよい子だねんねしな」)、「かぐやロボット」(TC37巻収録「かぐやロボット」)、「しかえし伝票」(TC338巻収録「しかえし伝票」)等、ドラえもんが注文していないひみつ道具を何度も誤配してしまっており、上記の「かぐやロボット」の作中では、ドラえもんが「いつものことだけど、二十二世紀デパートは実にいい加減だ!」と発言している。


しかし、販売している商品自体は良い品らしく、上記の「本はおいしくよもう」ではドラえもんが「二十二世紀のデパートで良い物買って来る」と発言しており、TC21巻収録「サンタメール」でも、子供にプレゼントを届けるサービスとして「サンタメール」及び「サンタ切手」が販売されている。また、注文した商品と違う物が誤配された場合も、連絡すればすぐに引き取りに来てくれたり(上記の「ジャイアンよい子だねんねしな」)、返品にも応じてくれる(『夢幻三剣士』)。


  • 新世界デパート

上記の「人間製造機」にて存在が言及されたデパート。

作中では野比家に「人間製造機」を誤配してしまっていたが、この道具は22世紀の世界でも危険な道具として扱われており、ドラえもん曰く「この道具で生み出された人間はミュータントになり、彼らがこの道具を使用して仲間を増やして人間を征服しようとして大騒ぎになったから、最終的には国連軍まで出動する事態になった」と述べている。

このエピソード以降、原作版の作中ではこのデパートは一度も登場しない。派生作品を含めれば、水田版アニメオリジナルエピソード「ドラえもんがいっぱい」にて再登場を果たしており、ドラえもんがこのデパートから「写真きゅうばん棒」を購入している。


取扱い商品の一例


余談

22世紀にはデパート以外にも、お菓子屋(TC42巻収録「やりすぎ!のぞみ実現機」)、商店街(『ねじ巻き都市冒険記』)、骨董品屋(TC1巻収録「古道具きょう争」。作中では「珍品堂」と呼ばれている)、自動衣類販売店・レストラン(TC21巻収録「未来の町にただ一人」)等、様々な業種の店が存在する。


関連タグ

ドラえもん ひみつ道具 ドラえもん(キャラクター)

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