概要
藤子・F・不二雄原作の漫画・アニメ作品『ドラえもん』に登場するひみつ道具の一つ。初登場エピソードは藤子・F・不二雄大全集3巻収録「ウルトラストップウォッチ」。
懐中時計型の道具で、スイッチを押すと使用者以外の時間を停止させることが出来る。有効範囲は全世界(実際にドラえもんがこの道具を使用して時間を停止させた際、彼は「世界中で動いているのは僕らだけさ」と説明している)であり、スイッチをもう一度押すと、停止した時間が元に戻る。
それだけでなく、時間が停止している物体及び生物に対し、使用者及び時間停止の影響を受けていない人物が触れたとしても、それらの時間が動き出すことはない(実際に上記の初登場エピソードの作中では、のび太がこの道具を使用して時間を停止させた際、彼は静止しているしずか及びジャイアンに触れたのだが、二人の時間が動き出すことはなかった。ただし下記の『日本誕生』では、特定の人物の時間停止をピンポイントで解除する方法が描かれている)。
使用者以外の人物が時間停止の影響をどのように受けるかについては、エピソードによって描写が異なっている。
上記の初登場エピソードでは、下記の作品とは異なる描写になっている。作中では、ドラえもんが最初にこの道具を使用して時間を停止させた際、彼の傍にいたのび太は時間停止の影響を受けていなかった。
それに対し、のび太がこの道具を使用して時間を停止させた際、彼の傍にいたドラえもんは時間停止の影響を受けて静止した状態になっていた。
大長編版『日本誕生』では、使用者の周囲にいる人物は時間停止の影響を受けないという描写になっている。作中では、ドラえもんがこの道具を使用して時間を停止させた際、彼の傍にいたしずかとスネ夫は時間停止の影響を受けていなかった。
それだけでなく、既に時間が停止している人物にウルトラストップウォッチ本体で触れることで、その人物の時間停止を解除する様子も描かれている。作中では、ドラえもんの傍から離れていたせいで時間が止まってしまったジャイアンに対し、ドラえもんがこの道具でジャイアンに触れたところ、彼の時間停止が解除された。
ただし、作中に登場するギガゾンビは23世紀の技術により、この道具(22世紀の技術)による時間停止を無効化している。