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概要

イギリスウェールズ地方の言葉でビーバーを意味する水の魔物。古典文学においては『マビノギオン』などに登場する。


容姿は語源通り大きな青黒いビーバーだったり、伝承によって巨大な怪物だったり、ワニのような姿だったり、有翼のヒキガエルだったり、カワカマスだったりと、水に潜む魔物ゆえか、姿には諸説ある。今でいうネッシーのようなものか。近年では見栄えが良いためか、ワニの頭を持つビーバーとして描かれやすい(例①例②


コンウィ川のシーン・アル・アーヴァンクという池に生息し、怪力の持ち主で性質はとても凶暴で、人を水の中に引き摺り込み、硬い爪で引き裂いて捕食するという。しかし、その一方でユニコーンのように美女が好きだという。このように典型的な水妖として伝わる一方で、あのキャスパリーグ並みに恐ろしい伝承を持つ。

ウェールズの詩人ヨロ・モルガヌグの話によれば、アーヴァンクは大洪水を起こしてブリテン島を滅ぼした。この大洪水を生き残った男女が今のイギリス人の祖先であるという。

このような怪物もいつかは英雄に敗れる物で、アーサー王パーシヴァル卿の原型とされるペレドゥルに退治されたという。


UMAとしても知られ、1930年代の目撃談が一件のみ伝わる。

オリバー・ヴォーンという人物が友人とともにスノードン山を訪れた時、グラスリン湖の見える位置で昼食をとっていた。

湖に灰色のすじが浮かび上がり、その後淡い色の頭が現れた。その見た目は、カワウソなどの地域の生き物でも、それ以外の既知の生物でもない、全く言い表しようのないものだったという。


創作作品では

獣拳戦隊ゲキレンジャー

アーヴァンクの動きを手本とした幻獣アーヴァンク拳ソジョが登場。

ちなみにソジョの名前は中国のネズミの精怪に由来しており、十二支のを意識した人選となっている。


バトルスピリッツ

黄色のブレイヴカード『アーヴァンクル』として登場。

デフォルメされたビーバーがシュノーケルを付けた姿として描かれている。かわいい。


女神転生シリーズ

妖獣アーヴァンク

初出は『デビルサマナー』で、種族”妖獣”の仲魔として登場。

姿は伝承を元にした邪悪そうな巨大ビーバーである。

なお悪魔デザインの金子一馬氏のCG画集『金子一馬グラフィックス万魔殿―悪魔編〈上巻〉』では、名前の順で最初に掲載されていたが、数ページ先に掲載されたアイラーヴァタと説明文が同じだという誤表記があった。


R-TYPE_FINAL

101機あるプレイヤーが使用可能な機体の1機として、BX-4「アーヴァンク」が登場する。

アーヴァンクという名前ではあるが、見た目はどうみてもビーバーなどではなく爬虫類のそれ。


関連タグ

ビーバー

アーウィソウトル:こちらはメキシコに伝わる哺乳類型の水妖。

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