概要
漫画「シャドーハウス」のメインヒロインである生き人形・エミリコと、彼女の同期で同じく生き人形のショーンの組み合わせを指す。
二人の出会いは、シャドーハウスの大掃除中に起こったいざこざに巻き込まれた所から端を発する。星つきのバービーによる命令でエミリコとショーン、そしてラムの3人は深夜の見回りをする事になるのだが、意欲の高いエミリコとは正反対にショーンは当初見回りに消極的であり、生き人形同士の仲を深めようとするエミリコにも素っ気ない態度をとっていた。しかしエミリコのペースに引っ張られる内、徐々に素の表情を見せ始める。
最初にエミリコがバービーに詰め寄られた際には目が悪い事を言い分にわざとぶつかって彼女に危害が及ぶのを阻止しているが、これは館と主人に仕える事を第一としてそれ以外の事を強く考えない(他人の心配は基本しない)生き人形としては逸脱した行為であり、本来のショーンの意思で行われた行為と言える。
後に明らかになるが元々ショーンは他人、特に自身より年下の子に対して面倒見がいい性格で、後になってエミリコやラムに対して気をかけるようになっていく。その折にエミリコの天真爛漫さに触発されるように笑顔を見せるようになっていった。
一方のエミリコはマイペース且つ根気強く接し続けた結果もあって初めから彼に対しては好意的に接しているが、その様子は前述のショーンの様子とあわせて仲の良い兄妹のようなイメージが強い。
深夜の見回りで「亡霊騒ぎ(1度目)」の解決に共に奮闘した後、「お披露目」には同期として再会。この時には顔馴染みとして終始仲良く会話をしたり、エドワードによる評価や周りの意見に不安を覚えるエミリコを、ショーンはラムと共に励まし、庭園迷路でも途中行動を共にして試練を乗り越えていった。
「お披露目」後、珈琲による洗脳を二人の主人によって解かれた事で、シャドーハウスの秘密を探る為に行動を共にする機会が増えていく。
基本的にはエミリコが率先してトラブルに突っ込んでいくのを慎重なショーンが引き留めつつ付き添う形で、夜中に館の中を調査していた際は手を繋いでいた。
常に曇りがちなシャドーハウスの空模様が奇跡的に星の綺麗な夜空となったこの日、屋根の上でその美しさに共感しあったり、語らいの最中にお影様の名前が生き人形となる前の本来の名前かもしれないと考え至った時には互いにその名前を呼び合ったりするシーンは印象深いものがある。