概要
漫画「シャドーハウス」のキャラクターである生き人形・リッキーとルウの組み合わせを指す。
「お披露目」時から生き人形としての模範的な振る舞いを評価されていた二人組だが、リッキーはパトリックを優位に立たせる為に他者を出し抜こうと知略を巡らせているのに対し、ルウはルイーズのためになる事でしか動かない事が結果的に生き人形のあるべき姿となっている。
この両者の在り方は相性がいいのか、庭園迷路の際は頭のいいリッキーが地図の暗号を読み解いてお影様の居場所までの道のりを考えて、余計な事は一切考えずに鋏で迷路の生け垣を破るルウが道を切り開いていくという協力体制を作っていた。
その途中でルウが脚を負傷してしまうのだが、この時ルウがリッキーの上に乗りかかる状態で顔同士が急接近する事態が発生。リッキーはあからさまに顔を赤くして目をそらしていたがルウの方は自分の顔に傷ができていないかを気にしていた。
リッキーの方はルウを意識しているのがとてもわかりやすいのだが、ルウは主人と自分の顔の事だけしか考えていないような変わらないマイペースぶりでその内心がわかりにくい。だが、脚を負傷した際にリッキーに手当てをされたりリッキーとの会話の中で心境に変化があったらしく、ルイーズと再会した際は主人の「顔」として冷ややかな反応をしていたものの、ルイーズの隙を見てリッキーに自身が持っていた鋏を手渡す。
「私がリッキーにあげたかったの」
「こんなことするのは初めて…変だね」
「でもリッキーといて楽しかったから」
この後、二人とも無事(?)「お披露目」に合格してからはそれぞれが元の生活に戻っていくのだが何かと二人が絡むシーンは増えてきている。ルウはエミリコに「仲良くなったんですか?」と聞かれた際は「ただ一緒にいただけ」としか答えなかったものの、主人の隣では「顔」に徹しないといけないにもかかわらずリッキーにだけ話しかけたり笑顔を見せている。
一方リッキーは珈琲による洗脳が薄れた事もありルウに対する感情を強く持ち始める。お影様同士の対面時であっても「ルイーズではなくルウの顔を見たい」と望むようにまでなるが、シャドーの「顔」である事だけを考えるべき生き人形としてはあってはならないと自制している。
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※ネタバレ注意
過去
シャドーハウスの近郊の村、ミラーサイドの住人時代は、同じ学校に通う幼馴染の関係。「パトリック」は優秀な成績を収める生真面目な性格だが、「ルイーズ」はそんな彼をサーカスに誘ったり自己否定に陥っていた所を励ましたりと積極的に関わっていた。
明言はされていないものの、少なくともリッキーのルウへの想いは洗脳珈琲をもってしても「パトリック」時代の「ルイーズ」への想いと変わらずに現存している。