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シャドーハウス

しゃどーはうす

シャドーハウス(しゃどーはうす)とは、風変わりな館で暮らす少年少女の奮闘を描いたミステリーファンタジー漫画。
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概要編集

集英社の漫画雑誌「週刊ヤングジャンプ」にて2018年40号から連載されている漫画作品である。WEB漫画サイト「となりのヤングジャンプ」にも掲載されている。

作者はソウマトウ(原作&デザイン:のり/作画:ひっし)。


前年秋の編集部会議で掲載が決定され、前作『ギリギリアウト』の完結を以て新連載が告知された。同誌において初めて国外配信が試みられている作品である(2週遅れで韓国の漫画サイト「NAVERBOOKS」にて配信されている)。


2021年4月にテレビアニメが放映され、翌年7月に第二期が放映された。


あらすじ編集

来客のない奇妙な館。

ここには貴族の真似事をする『シャドー一族』が住んでいた。

影のような容姿をしているが故に、顔が見えない不可思議な一族。

そこで彼らは『顔』の代わりとして『生き人形』を従えることにした。

その一族が住む屋敷こそが“シャドーハウス” である。


この物語は、シャドー家の少女・ケイトと『生き人形』のエミリコが、様々な出来事に直面しながら困難を乗り越えていく、ファンタジーストーリーである。


作風編集

物語の大筋は、


“不可思議な関係性で結ばれた二人の少女が、西洋風の屋敷の中で暮らしながら

真相を解明していき、やがてその館の支配者に対抗する”


というミステリーアクション的な作風である。


しかし当作品の雰囲気は、以下のように振り幅が広い。


●ほのぼのとした生活の中に、少し不穏な要素のある日常物。

(主人公と主人の部屋が舞台。第1話~12話)

●部屋から出た主人公が、様々な人物や出来事に遭遇していくミステリー物。

(館の一部が舞台。第13話~第24話)

●困難に直面したキャラクター達が、個性的な活躍をする冒険活劇。

(屋敷の庭園が舞台。第25話~第43話)

●隠された全容が明かされ、主人公たちが目的に向かっていくアクション物。

(屋敷の外の世界の描写もあり。第44話~現在)


それでいて、ストーリーには一貫してホラーやサスペンス、友情物語やスリラー・コメディ要素も含むため、一言では形容し難い作風である。


公式のPRや雑誌掲載時の煽り文句では「ゴシックロリータホラー」「館サスペンス」というフレーズが用いられているが、作者曰く

「館モノのファンタジーミステリーであってゴシックロリータでもホラーでもない」

とTwitterで明かしている。


以上のことから、呼ぶとすれば公式が度々使用する“類似作品不在”という評価が最も適当と思われる。


登場人物編集

シャドーハウスの登場人物一覧


劇中に登場する用語編集

シャドー

貴族の真似事をしている『シャドー一族』に属する者。

元々は“モーフ”という妖精であったが、偉大なるおじい様が先鞭をつけ、現在の形になったとされる。

生き人形達の主人であり、シルエットは全く一緒である。しかし全身が黒く見た目では判別できないことから、生き人形に“顔”という役目を負わせて暮らしている。

真似事とはいえ、食事や部屋・服装などは貴族そのものを思わせる豪華さである。

感情を乱すと煤が出るが、自らの煤を自在に操ることができる者もおり、それは『すす能力』と呼ばれている。

徹底した階級が存在しており、特に煤を出す量とすす能力の有無が重要視される。

偉大なるおじい様のそばにいられる者ほど階級が高く、シャドーたちは研鑽を積む日々を送っている。


ケイトはエミリコに対し、“横顔・洋服・生き人形” がシャドーの個性だと語っていた。


生き人形

シャドーに仕えるメイドまたは執事。人間と同じ容姿をしている。

食事の準備や洗濯は顔の見えない人形が行っているので、部屋では専ら積もった煤を掃除するのが彼女達の仕事である。他には簡易的なベッドメイクやお茶の準備などをする。各生き人形は容姿だけではなく、思想や知識・優秀さなどはかなりバラツキがある。性格は主人と似ていることもあれば、真逆であることもある。

部屋の外ではポートレイトを着用し、“顔”として主人につき従う。その際に発言することは厳禁である。


お披露目

シャドーと生き人形が一人前になるための儀式。お披露目前のシャドーは未成人であるが、合格後は “顔つき”と呼ばれ成人として扱われる。“顔つき”になるとシャドーは香水や服、家具が変えられるように、生き人形は軽食が取れるようになる。

お披露目の様式は毎回異なるが、ジェイ曰く普段は「広間での判断だけで終わらせる」など、そこまで手を掛けないことが示唆されている。

エミリコ達が受けた試験は大規模かつ用意周到で、過去に例のないエドワードの試みは、重鎮達に物議をかもした。

作中で描写されたお披露目は二段階に分かれており、お披露目の間での審査が第一段階、それを基に各組の難易度を決めてスタートしたのが、庭園迷路での第二段階である。

お披露目においては毎回一組は落とすことが暗黙の了解となっている。しかし、1対しか集まらない場合は1対のみで行う場合もある模様。


お呼ばれ

完全な大人となり、「おじい様と共にある棟」で暮らせるようになること。生活態度や生き人形との相性などの条件を満たした者から順に声が掛かるが、詳しい基準は分かっていない。お呼ばれは前日に本人にのみ唐突に知らされ、本人にすらお呼ばれされたことを口外することは禁止される。なお、「こどもたちの棟」の者はお呼ばれされた者のことを口に出すことも禁止である。


授業

ローズマリーとミアが、班に所属したばかりのエミリコのために企画した勉強会。

ルウを含めた4人で館の中を見学していた。

亡霊騒動(第13話・14話)はこの最中に発生した。


星つき

『こどもたちの棟』の実力者達のこと。

バーバラ・ベンジャミン・スザンナ・オリバーの4人を指す。

特にバーバラはその代表格であり、お披露目合格者への今後の心構えの説明や、その後のパーティや謁見の司会進行をしていた。

バービーも同様で、大掃除や亡霊出現時の生き人形を指揮する描写がある。

トレードマークは襟に付けた星型のブローチだが、“顔”として行動している時の生き人形は付けていない。

第153話以降でバーバラ達に代わって、ケイトが星つきのリーダーとなり、エヴリンとダグラスも新しく星つきに加わった。


すす病(すすやまい)

生き人形がこびりつきを吸入したことで発症する病気。第14話でローズマリーが発症し、人事不省や奇行を引き起こしていた。こびりつきが胃に寄生して操ることまでは分かっているが、なぜ暴走させるのかは不明。

水を大量に飲ませることで治療可能。


こびりつき

溜まった煤を放置することで発生する、生物のような珍妙な動体。

全身は黒く、顔・脚・尻を持つ。大きさは猫くらいで、生き人形をめがけて攻撃することが多い。

水と衝撃に弱く、俊敏さや強さは個体により異なる。

ジェレマイアは研究対象としてこびりつきを扱っている。


亡霊

こびりつきが合体し強化されることで出現する、巨大な動体。

第14話の亡霊騒動の際はヤマタノオロチのような姿形で、第55話ではこびりつきが巨大化したような姿形で出現。

退治する場合は、大ハンマーや大ナタ、水を用いる。


すす能力

シャドーが自身の煤を操ること。その分類は様々だが、大きく分けて物体に作用する『物理系』と、生き人形を洗脳させる『精神系』に分かれる。この能力が発現することを、“覚醒” と言う(当初は“開花”と言っていた)。


独自研究ではあるが、単行本5巻までの描写では以下の可能性を推測する読者もいる。


・『物理系』『精神系』問わず、操ることが出来る物体の大きさや重さ、人数が増えるため煤量が多い方が有利(相性にもよる)。

・すす能力は『物理系すす能力者』の場合は生き人形の特技、『精神系すす能力者』の場合は生き人形の性格の特徴が出る傾向がある。

例:・すすの遠隔操作→生き人形の手先が器用 物体の破壊の能力→生き人形の力が強い

・肉体と声の自由を奪う→生き人形は冷淡な性格(自分の意思や感情と関係なくどんな命令にも従ってしまう性格)

・『物理系すす能力者』は生き人形を自分とは別の「個」として考えて扱うのに対し、『精神系すす能力者』は生き人形を「顔」として自分の体の一部のように考える、という特徴がある。ちなみに『精神系すす能力者』の場合、生き人形の見た目や地位など目に見えるものにこだわるのも特徴(能力が精神という目に見えないものに作用するからだろうか?)。


モーフ

擬態・模倣を得意とする妖精。それ以外の生態は不明。

猫くらいの大きさで、全身は黒く2本の触手を持っている。足と思しき器官を使って2足歩行をする。重鎮のドロシーはペットとして1体のモーフを飼っている。


研究班

星つきのオリバー・オリーが班長を務める班。『知識の探求』が目的。生き人形だけでなくシャドーも働いている、生き人形は大掃除の免除、主人と同じ食事が取れる、など例外が多く、ケイトからは次の星つきの候補と推測されていた。

お披露目でジョンとパトリックが閉じ込められた箱やケイトを閉じ込めた檻、対亡霊用のすす回収機、香水など様々なものを発明・開発している。


救護班

星つきのスザンナ・スージーが班長を務める班。『慈善活動』が目的で怪我の手当てやすす病の治療を行う。研究班同様、生き人形だけでなくシャドーも働いている、生き人形は大掃除の免除、主人と同じ食事が取れる、など例外が多く、ケイトからは次の星つきの候補と推測されていた。

活動をする際は頭にベール、左腕に赤い腕章、シャドーは白が基調の制服、生き人形はすすコートを着用する。


服装編集

シャドー

中近世の欧州を彷彿とさせる衣装を着ている。シャドーによってはドレスやジャケットだけではなく、髪飾り(ケイト、バーバラなど)や被り物(アイリーン)、指にリボン(シャーリー)を付けているなど、個性豊かである。中にはソフィのように、巨大な蝶の羽をあしらった装飾品を身に着けている者もいる。全身の色合いはほぼ同一系統であることが多い。なお独自研究であるが、色をいくつも使った服は下品・身分が低い者の格好とする時代があったという指摘もある。

寝間着は、少女シャドーは左右に飾りのついた丸い形のナイトキャップに、腕と腰にはレースのリボン、裾にはフリルがあしらわれた可愛らしいデザインのネグリジェを着る。少年シャドーは先端に飾りがついた三角形のナイトキャップに、胸元に小さなボタンがあり裾にはスリットがはいったシンプルなデザインのネグリジェを着る。就寝時は個人を識別する必要が無いため、少女シャドー、少年シャドーで同じデザインになっている。


生き人形

仕事によって着用する服は異なっている。

自室にいる時など掃除などの仕事中大掛かりな掃除の時(救護班、研究班の活動時)“お披露目”後の正装
少女スタンダードメイドすすコートポートレイト
少年バレッド

自室にいる時や掃除をしない時は、少女生き人形は黒いワンピース、少年生き人形はシャツやズボンといった簡素な服を着る。(どちらも『スタンダード』と呼称する。)

掃除をする時は、少女生き人形は『メイド』(スタンダードの上からエプロンと付け袖を着用)、少年生き人形は『バレッド』(シャツの上から付け襟とベストを着用)という、使用人としての服を着る。

“顔”として部屋の外に出る時は、少女生き人形・少年生き人形ともに、首から上を強調する『ポートレイト』という服を着ることが決まりである。


汚れの酷い場所の掃除や非常時には、すすコートとロビンマスクを着用する。



単行本編集

2023年4月現在、13巻まで発売されている。

いずれも特殊紙・特殊印刷を用いた仕様となっており、題字などは箔押しである。

装丁はグラフィックデザイナーの芥陽子が手掛けたもので、通常出版される単行本としては極めて珍しい豪華装丁となっている。


1巻

2019年1月18日発売(ISBN 978-4-08-891184-7)第1話から12話まで収録

発売時の店舗特典:とらのあな(書き下ろしイラストカード)

         COMIC ZIN(イラストカード)

         アニメイト(SFCカード)

         喜久屋書店(書き下ろしイラストシート)


2巻

2019年5月17日発売(ISBN 978-4-08-891266-0)第13話から第24話まで収録

発売時の店舗特典:とらのあな(書き下ろしイラストカード)

         COMIC ZIN(イラストカード)

         アニメイト(SFCカード)


3巻

2019年9月19日発売(ISBN 978-4-08-891363-6)第25話から第36話まで収録

発売時の店舗特典:とらのあな(書き下ろしイラストカード)

         COMIC ZIN(イラストカード)


4巻

2020年2月19日発売(ISBN 978-4-08-891461-9) 第37話から第50話まで収録

発売時の店舗特典:とらのあな(書き下ろしイラストカード)

         COMIC ZIN(イラストカード)

         アニメイト(書き下ろしイラストカード)

         喜久屋書店(書き下ろしイラストカード)

         他、特定店舗(『“お披露目”組』主従イラストカード 計5種)


5巻

2020年6月19日発売(ISBN 978-4-08-891545-6)第51話から第62話まで収録

発売時の店舗特典:コロナ禍の影響により無し。

但し店舗特典の代替として、セブンイレブンローソンファミリーマートで1週間ほどネットプリントが登録された。


6巻

2020年10月16日発売(ISBN 978-4-08-891713-9)第63話から第74話まで収録

発売時の店舗特典:とらのあな(書き下ろしイラストカード)

         COMIC ZIN(イラストカード)

         アニメイト(書き下ろしイラストカード)

         喜久屋書店(書き下ろしイラストシート)


7巻

2021年3月18日発売(ISBN 978-4-08-891819-8)第75話から第86話まで収録

発売時の店舗特典:とらのあな(既出絵イラストカード)

         COMIC ZIN(既出絵イラストカード)※とらのあなと同じ絵柄

         アニメイト(既出絵イラストカード)※5巻の代替特典と同じ絵柄

         喜久屋書店(書き下ろしイラストシート)

         書泉(書き下ろしイラストペーパー)

         他、特定店舗(『“お披露目”組』主従イラストトランプカード 計5種)


8巻

2021年6月18日発売(ISBN 978-4-08-892008-5)第87話から第97話まで収録

発売時の店舗特典:とらのあな(既出絵イラストカード)※第95話扉絵

         COMIC ZIN(既出絵イラストカード)※第97話扉絵

         アニメイト(既出絵イラストカード)※第96話扉絵

         喜久屋書店(書き下ろしイラストシート)


9巻

2021年11月19日発売(ISBN 978-4-08-892139-6)第98話から第106話まで収録

発売時の店舗特典:とらのあな(書き下ろしイラストカード)

         COMIC ZIN(既出絵イラストカード)※第100話扉絵

         アニメイト(書き下ろしイラストカード)

         喜久屋書店(書き下ろしイラストシート)

         書泉・芳林堂(書き下ろしイラストペーパー)


10巻

2022年3月18日発売(ISBN 978-4-08-892246-1)第107話から第115話まで収録

発売時の店舗特典:とらのあな(書き下ろしイラストカード)

         COMIC ZIN(既出絵イラストカード)※第101話扉絵

         アニメイト(書き下ろしイラストカード)

         喜久屋書店(書き下ろしイラストシート)

         書泉・芳林堂(書き下ろしイラストペーパー)


11巻

2022年6月17日発売(ISBN 978-4-08-892337-6)第116話から第124話まで収録

発売時の店舗特典:とらのあな(書き下ろしイラストカード)

         COMIC ZIN(既出絵イラストカード)※表紙絵

         アニメイト(書き下ろしイラストカード)

         喜久屋書店(書き下ろしイラストシート)

         他、特定店舗(リバーシブルしおり【ケイト&エミリコ】)


12巻

2022年10月19日発売(ISBN 978-4-08-892462-5)第125話から第133話まで収録

発売時の店舗特典:COMIC ZIN(既出絵イラストカード)※第125話扉絵

         アニメイト(書き下ろしイラストカード)

         喜久屋書店(書き下ろしイラストシート)


13巻

2023年2月17日発売(ISBN 978-4-08-892601-8)第134話から第142話まで収録

発売時の店舗特典:COMIC ZIN(既出絵イラストカード)※第137話扉絵

         アニメイト(書き下ろしイラストカード)

         喜久屋書店(書き下ろしイラストシート)


プロモーションとして、1巻・3巻・6巻では書店にポスターが掲示され、2巻ではPV(制作:牛丼)が公開された。1巻では他に、ジュンク堂池袋本店にて複製原画展が開催された。(後述)


また、全国書店共通特典として4巻では「厚紙特製キャラカード(全5種・ランダム配布)」、7巻では「同期5対トランプカード風しおり(全5種・ランダム配布)」、11巻ではリバーシブルしおり(ケイト&エミリコ)とチェキ風カードが封入された。





テレビアニメ編集

2020年10月16日にテレビアニメが制作中であることが告知された。

2021年春アニメとしてTOKYOMX群馬テレビとちぎテレビBS11AT-Xに加えてBS朝日WOWOW、さらには毎日放送福島テレビで放送された。ほかにも約1クール遅れながら東北放送でも放送されたことがある。なお、異なるBSテレビ局での平行放送、しかも約1日遅れという形態はアニメ放映において極めて異例である。


2021年9月11日、第2シリーズが制作中であることが明らかにされた

2022年7月より東北放送を除く上記の放送局で放送された。


スタッフ編集

原作:ソウマトウ

監督:大橋一輝

シリーズ構成:大野敏哉

キャラクターデザイン:日下部智津子

音楽:末廣健一郎

制作:CloverWorks


海外展開編集

韓国

連載当初より、漫画サイト「NAVERBOOKS」にて2周遅れでニアサイマル配信されている。

2021年6月に鶴山出版社より単行本が発売されたが、紙版でのフルカラー発行は全語版で唯一である。発売にあたって韓国版PVが制作された。


フランス

フランス語版は2019年12月19日に出版計画が進行中であることが告知され、2020年6月17日に単行本1・2巻が同時発売された。出版元のグレナ社は発売前後に本作のPRを活発に行っており、公式ツイッターのヘッダーがシャドーハウス仕様になった他、フランス版PVも制作されている。

前年秋に仏メディアが作者に取材を行っていたが、フランス語版発売にあたってFigaro社よりインタビュー記事が公開され、描写過程を撮影した動画も配信された。

インタビュー記事※仏語サイト。有料記事。

描写過程を撮影した動画


また、大手サブカルチャーメディアであるIGNフランス支社が本作を取り上げ、ラジオ局France Interではインタビュー音声が配信されるなど注目を集めた。

IGNフランス

France Inter


スペイン

2020年6月27日にミルキーウェイ社よりスペイン語版の単行本が発売された。

2021年11月現在7巻まで発売。10月に1巻の重版が発表された。


タイ

2020年にSIAM INTER CIMICよりタイ語版の単行本が発売された。


台湾

2020年12月3日に「影宅」の名で青文出版社より1・2巻が同時発売された。

青文出版社HP

翌年の第9回台北国際動漫節(TICA、台北国際コミック・アニメフェスティバル)では青文出版社のスペースにて単行本の販売やパネル展示、ティザーPVが放映されるなど大々的にプロモーションされた。台湾版PVも制作されている。

第10回台北国際動漫節では翌日にスペシャルライブイベントが開催され、ソウマトウもテキスト形式ではあるがゲスト出演した。参加者には景品が頒布されたほか、抽選会や動画鑑賞が催された。

当日の様子


イタリア

2021年5月にJ-POPよりイタリア語版の単行本が発売された。

J-POP社HP


ポーランド

2021年6月7日にWanekoよりポーランド語版の単行本が発売された。

Waneko社HP


アメリカカナダ

ニューヨークに拠点を置くエン・プレス社より英語版が2022年7月12日に発売された。

エン・プレス社HP


ドイツ

2023年8月にMANGA CULT社からドイツ語版の発売が予定されている。

MANGA CULT社Twitter


韓国・フランス・スペイン・イタリア・ポーランド語版の出版社はソウマトウの『黒』も出版している。


複製原画展編集

単行本第1巻の発売を記念して、2019年1月にジュンク堂池袋本店で開催された。

地下1階の通路の1画に複製原画を壁面に展示していた。複製原画以外にも、販促ポスターや1巻表紙の拡大ポスター(『複製原画展』のロゴあり)、物語の世界観を表した英字の原稿(挿絵付き)があり、約2か月催された。ジュンク堂池袋本店Twitter


展示されていた複製原画

・単行本1巻P5~P16(第1話)

・単行本1巻P69(第6話)

・単行本1巻P100~P102(第8話)

・単行本1巻P96・P97(第8話)見開き



上記と関係はないが、喜久屋書店仙台店でシャドーハウスの展示コーナーにて複製原画が飾られていたことがある。ここでは第6話のP2とP10~P12の4枚が展示されていた。(現在は未確認)

また、複製原画の他にシャドーハウスとギリギリアウトの作者色紙も飾られていた。

(ギリギリアウトの色紙は喜久屋書店漫画館京都店が所有していたものを、同店の閉店に伴い仙台店が譲り受けたという経緯がある。)



賞レース編集

次にくるマンガ大賞2019において、コミックス部門の大賞候補としてノミネート作品に選考された(応募作数4222件、うちコミックス部門のノミネート作品は50作)。

結果は8月22日に発表されたが、残念ながら入賞はならなかった。

(なお、作者の他作品としては「黒―kuro―」が第2回次にくるマンガ大賞のWebマンガ部門で10位に入選している。)


AnimeJapan 2020の「第3回アニメ化して欲しいマンガランキング」でもノミネートされたが、こちらも入賞はならなかった。


次にくるマンガ大賞2020はエントリー資格があったもののノミネートされなかった。


TSUTAYAコミック大賞2020は入賞しなかったものの、投票の多かった漫画作品上位100作として特設サイトにて紹介された。TSUTAYAコミック大賞2020comicspace特設サイト


2020年11月に小西国際交流財団が運営する第4回小西財団漫画翻訳賞にノミネートされたが、賞を逃している。

この賞は翻訳者を対象とした賞で、公式サイトでは作品自体も詳細に紹介されている。

小西財団漫画翻訳賞の2021年版HP※仏語サイト


著名な読者編集

(※当欄ではアニメ化発表前に読者であることを表明した者のみ紹介。判明した順に記載。)


オカモトショウ(ミュージシャン)

ロックバンドOKAMOTO'Sのメンバー。ぴあアプリの自身の連載において当作を紹介した。

また、2022年7月のニッポン放送ANIMEコンシェルジュでも二週連続でゲスト出演しシャドーハウスについて語っていた。


ながべ(漫画家)

「とつくにの少女」作者。3巻の帯推薦文を寄稿。


名取さな(VTuber)

“バーチャルナース”。自身の生配信で読者であることを明言。

配信後、作者のソウマトウが描いた名取さなのイラストが投稿された。作者Twitter

また、2020年3月に川崎で開催された誕生日企画「ばくたんカフェ」(コラボカフェ)でもソウマトウのカラーイラストが寄稿され、期間中展示された。ソウマトウ公式HP作者Twitter

翌年も3月7日にイラストが投稿されている。作者Twitter


にゃるら(サブカルライター)

サブカル関連の有名ライター。連載50回公開時に「ねとらぼ」にPR記事を寄稿。

(但し本人Twitterでは、半年以上前から推していたことが確認できる。)ねとらぼ


まついなつき(エッセイスト)

「笑う出産」の作者。Twitterで単行本を購入していると投稿。


白井カイウ(漫画家)

約束のネバーランド」原作者。4巻の帯推薦文を寄稿。


奈須きのこ(シナリオライター)

PCゲーム“Fateシリーズ”の原作者。自身のブログで読者であることを明言。竹箒日記:2020/04


高杉真宙(俳優)

「仮面ライダー鎧武/ガイム」等に出演。幻冬舎plusの自身の連載において当作を紹介した。

「王様のブランチ」や「メレンゲの気持ち」といったTV番組でもシャドーハウスを紹介した他、事あるごとにインタビューや取材で当作を推しており、作者より「もはや親善大使」と呼ばれている。


山口真奈(アナウンサー)

MBC南日本放送のアナウンサー。「王様のブランチ」放送後、Twitterで読者であることを明かしている。MBCラジオでアニメEDの「ないない」が紹介された際は、ReoNaが鹿児島県(奄美大島)出身であることから応援していきたいとツイートしていた。なおアニメについては南日本放送を含めて鹿児島県内では放送されていない。


剣持刀也(VTuber)

にじさんじ所属のバーチャルライバー。2020年10月8日の配信で、おすすめの漫画として紹介していた。


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本PV


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