バービー(シャドーハウス)
ばーびー
CV:釘宮理恵
漫画『シャドーハウス』の登場人物。
こどもたちの棟のリーダーであるバーバラの生き人形で、自身もこどもたちの棟の生き人形を統率するリーダーである。
性格や口調が荒く、口答えするものを蹴とばすなど暴力的であることから他の生き人形たちに怖がられている。
かなり強引に物事を考える場面も見られるが、有事の際の指揮能力は非常に高い。子どもたちの前では乱暴な姿も、主人のバーバラの前では大人しく従順であり、仕える気持ちも本物である。
主人同士がそうであるようにローズマリーとは同期であるが、彼女の事を「ぼんくらローズ」と呼んで見下している。
ややグレーがかった浅葱色のウェービーヘアに沢山の小さい紺色のリボンを付け、長い前髪から見えるその表情は常に険しく不機嫌そうである。
低身長、くせっ毛、そばかす、ギザ歯、ジト目と何気に属性てんこ盛り。
背が低く小柄なため、他の生き人形達の指導の際は踏み台を使っており、手にはハンドベルを持っていることが多い。
服装は他の生き人形と同じだが、襟元に「星つき」の証である星の飾りをつけている。
バービー:同名のキャラクターや人物が居るため「バービー(シャドーハウス)」タグの使用を推奨。
ネタバレ注意
「やりましたね!バーバラ様 これで私は正式にバーバラ様の『顔』です!」
「星つき」になる前の彼女は今とは全く違う天真爛漫な性格で、台詞などからも所謂現在のエミリコのような明るい笑顔を見せる子供だった。同じように身体能力もとても高く、クリストファーからはシャドーハウスの教育改革においてスポーツの教師をまかせられるほど。
しかし、クリストファーがお呼ばれされたことにより全てが一変する。
教師の集いには誰もこなくなり、同期であるマリーローズとローズマリーも「大人になんてなりたくない」と言い残し部屋にこもってしまう。
静かになったこども達の棟を歩くバーバラは、私ひとりに出来ることなんて何もないのだと零す。バービーはそれを否定するもバーバラの悲痛の叫びは止まらず感情が昂ぶった結果、煤が爆発を起こしてしまい、側にいたバービーは吹き飛ばされ額に怪我を負ってしまう。
本来ならシャドーは顔に大きな傷を負った時点で処分となるが、当時のこどもたちの棟管理者トマスにより、処分を免れる条件として「こどもたちに秩序を守らせること」「一体化するために顔の傷をなおすこと」を命じられる。
それからは、皆に何を言われようともクリストファーとの再開を信じ頑張り続けるバーバラと共に、「星つき」としてこどもたちの管理を徹底していくようになる。かつての笑顔を無くし常に険しい表情をしているのは、バーバラから星つきとして強くなるために「強い顔であってほしい」と望まれたからである。
余談だが、アニメ2期エンディングにて「消えた笑顔 約束も嘘」の歌詞の部分では1人薔薇を見つめるバービーの姿が映されている。